名前について
英名については、アングロサクソン人(イギリス人の祖先)がこの花を表すのに用いていた「Daezeseze」に由来するとか、「day's eye(太陽の目)」に由来するとかと言われているようです。
形態・生態・栽培など
| 一年生か多年生の草本です。葉はへら形あるいは倒卵形で全縁か鋸歯があり、根生しています。葉序は互生です。花茎の頂端には頭状花序が一つだけ着きます。花床は円錐形〜ほぼ平らです。花序の基部には1〜2列の葉状の総苞片が着きます(左はデージーの写真)。舌状花は雌性です。筒状花は4〜5裂し色は黄色です。果実(痩果)は子房下位で果皮と萼筒が癒合した偽果で、扁平な形をしています。冠毛は普通ありませんが、稀に非常に短い剛毛の付属物として存在することがあるそうです。 |
栽培については、日本で主に栽培されているのがデージー[ヒナギク]なので、そちらをご覧下さい。
種類など
種数は上記の通りです。和製の図鑑では、たいてい10種あるとしつつ、紹介しているのはヒナギク(B. perennis)だけです。「The New RHS Dictionary of Gardening」には約7種あるとされ、そのうち以下の4種が紹介されていました。
・B. caerulescens (Hook. f.) Cass ex Ball.
・ヒナギク(雛菊;B. perennis L.;English daisy, common daisy, true daisy)
・B. rotundifolia (Desf.) Boiss. et Reut.
・B. sylvestris Cyr.
本棚以外の参考文献
(2003.4.5.)
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