■標準コスト見積りシステム・αー9シリーズの概要
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標準コスト見積りシステム・αー9シリーズの概要

標準コスト見積りシステムには、
業種別単体のStandard版(簡易版)とCACシステム本体パッケージに搭載されている
Professional版の二つがあります。

標準コスト見積りシステム(αー9シリーズ)

■標準コスト見積りシステム・αー9シリーズは、フロントコストデザインシステムの中核を成す技術体系であり、開発・設計段階での徹底した「コストの創り込み」から「原価保証」に至る収益確保を第一義にコストデザインを実現することを主眼に開発されたソフトウェアです。
 システム構築の根本思想は、トヨタ・カンバン方式で多くの高収益実証がされているIE(生産工学)の標準化思想であり国際標準である科学的作業測定技法(WF法)を適用した標準時間・工数から成り立っております。
 基準となる技術データベースは、当社、経営コンサルティング事業部スタッフにより手扱い工数は、各工程または機械毎にワークデザインされた後、WF法で測定され、マシンタイムについては、MACHINING DATA HANDBOOK及び毎年11月技術情報収集時点で、その業界で知られている最新の設備・機械情報や加工技術情報に一定の余裕率を付加した諸条件値を「標準工数・標準時間」とし、これを原単位として扱っております。
 本システム・シリーズの活用により、世界市場に通用するコスト、つまり「絶対原価」の算定及び製作する前の損益計算とその評価が可能であり、収益最大化のための公正な客観的コスト評価が素早く実現できることになります。


本 シ ス テ ム の 概 要

■定義と構築マスター

 本システムは、産業界で唯一,客観性を維持する標準コスト算定技術マニュアル及び標準コストテーブル便覧(与那覇 三男・著 1992年:初版/アーバンプロデュース)に基づき理論的、科学的にプログラム開発されたソフトウェアです。 著書の根本思想は、トヨタ・カンバン方式で多くの高収益実証がされているIE(生産工学)の標準化思想であり世界標準である科学的作業測定技法(WF法)及びコスト工学の経済性評価技法から著述されております。


■システムの種類 (Professional版)

 標準コスト見積りシステムは、次の加工業種から加工性の評価に加え、CACシステムを介してユニット組み立て見積りや装置本体見積りなどの組み立て性評価が可能なようになっており、車両や機械装置などのアッセンブリ製品が見積り査定可能なるようになっています。

プレス板金品見積システム

精密プレス品見積システム

■ 板金・製缶見積りシステム

■ 精密切削品見積りシステム

■ 機械加工品見積りシステム

■ 鍛造加工品見積りシステム

■ 金型鋳造品見積りシステム

■ 砂型鋳造品見積りシステム

■ 樹脂成形品見積りシステム

■ ゴム加工品見積りシステム

■ 金型構成品見積りシステム



■客観性と構築理論体系

 上記見積りシステムの各ワークセンターの基準となる技術コストデータベースは、当社、経営コンサルティング事業部スタッフにより手扱い工数は工程作業分析した後、WF法(標準時間測定技法)で測定し、マシンタイムについては技術情報収集時点で、その業界で知られている最新の設備情報や加工技術情報に一定の余裕率を付加した諸条件値を「標準工数・標準時間」とし、これを原単位として扱っています。


■求められるコスト水準

 構築された技術コスト水準は「この様な条件であれば技術的にできる」という理想状態,つまり加工限界について体系的データが搭載されています。  本システムは,これらコスト水準で設定されたデータベースに対し,合理的な工場運営を維持した時の期待する管理水準を加味し,必達目標コストで実現可能なる最適コストシミュレーションが自在に実行できるようプログラム化されています。


■入力から出力まで(プレス板金例)

 システムの操作や仕組みは、部品図面と生産数量から新規見積りを実行し、部品図の仕様違いによる類似見積り設変見積り及び生産数量の違いによる再見積りが速やかに意のまま実行できる様になっています。
 見積り対象部品は、単部品やAssy品の見積りができ、各工程毎にわずかな条件入力で自動計算し詳細な工数算定明細表と見積書が出力されます。


■活用方法

 各工程毎の入力条件により計算出力された工数算定表には、手扱い時間、機械時間、段取り時間、使用機械能力が自動計算表示され技術見積りの裏付け資料となります。
 続いて出力されるコスト見積書には、指定工程の使用機械能力ごとに加工時間、加工費率、段取り費、一般管理販売費比率、利益率などの費用項目が自動計算表示され予算割付や売価、購買の適正なコスト評価資料となります。


■維持管理

 更に、実務運用面に於けるシステムの維持管理を容易にするために、時世により変動の激しい材料単価や設備稼働率、人件費、余裕率、加工費率(賃率)、間接費用などの乗率については、標準設定値に対して弾力的にユーザメンティナンスが可能なる様にしてあります。


■導入効果

 本システムは、外部調達品の調達価格決定の妥当性検討や既存発注品の合理的なコストダウン用として 資材・購買部門で、設計出図時点でのコスト作りこみシミュレーション用として開発・購買部門で、受注敗退未然防止用として営業部門でそれぞれ活用され続けられています。





◆目的により使い分けることができます。

標準コスト見積りシステムの種類


標準コスト見積りシステムには、
業種別単体のStandard版とCACシステム本体パッケージに搭載されているProfessional版の二つがあります。  




       Standard 版                        Professional版

システム名称
概     要
Standard版




 物づくりを知り尽くし(工程設計) 、速攻的にコスト計算やコストシミュレーションさえできれば良いならば、これで十分です。  コストの理論理屈はともかくコスト精度は落とさず手間のかかる見積もり作業を大幅に軽減したい。出図時点でコストの妥当性やコスト水準を素早く確認したい(VEコスト)というときに、当社であらかじめ標準(基準)として登録してあるコストデータを使って、高精度なコスト計算が容易にできる業種別単体システムです。
図面属性(材料条件・加工条件仕様)、生産・管理条件を入力することで、 加工時間の工程別明細書(標準工数算定明細書)と 標準コストの見積り明細書(コストシミュレーション結果)の出力がされます。

CAC・Professional版


導入検討はこちら

 本システムは、開発設計段階でのコスト見積もりからコスト価値保証(採算性)を確実に行い、製造・調達段階では、採算性目標達成までの原価保証の実現を支援するCACシステム搭載の本格的な実務ソフトウエアーです。
組織的に客観的なコスト基準の一元化をめざし、徹底したコストの理論武装から社内外共に納得、説得あるコスト管理システムを構築し大きなコストリダクションに役立てたい。というとき当社であらかじめ標準(基準)として登録してあるコストデータを使ってコスト計算やコストシミュレーションすることは勿論、自社の取引環境を勘案しつつ技術条件や管理条件を加味した基準テーブルの設定変更が可能なるシステムです。 実際の見積りアウトプットとしては、工程ごとの工数明細書とコスト見積書、差額解析表、管理目的別CSVファイル、部品別損益計算と図表の出力などコストリダクションに必要な諸管理表が出力されます。 出力されたデータは,OracleやSQLデータベースとの互換性を維持し,既存システムとのコスト管理一元化が可能なるようになっています。

 Standard版との違いは、
@, 部品見積もりと同時に精度の高い型構造別金型費算定ができること、
A, CADとの連携から自動工程設計・ナレッジ機能を保有ししており、物づくりを知らなくても高精度なコストシミュレーションが瞬時に可能であること。
B, 製品ステージ(売価段階、試作段階、設計段階、量産・調達段階)ごとに組織援用可能なること、
C, 部品ごとの生産(製造)仕様書や製造原価明細書がERPやMRPへの自動出力機能があること、
D, ITソリューションやD/B(データベース化)対応や他のアプリーケーションとのリンクが可能なること
E, Web化対応から生産地別に目標原価達成の可能性モニタリングが可能なること、
F, グローバル対応、他国版が付帯していること(上海版、深せん版、韓国版、台湾版、インドネシア版、マレーシア版、香港版、シンガポール版、タイ版、フィリピン版)
G, このコストで儲かるのか否かについて部品別採算性(損益見える化)評価プログラムが搭載されていること、などです



他 国 版

 ■他国版には、中国(上海、深せん)版、韓国版、台湾版、インドネシア版、マレーシア版、香港版、シンガポール版、タイ版、フィリピン版がそれぞれ用意されており、アドイン可能になっております。(いずれも日本語システム)





開発/販売元:日本コストエンジニアリング株式会社

 〒145-0071 東京都大田区田園調布2−29−12 
TEL:0120-20-4783 FAX:0120-40-4783