◇管理会計開発メーカー         日本コストエンジニアリング株式会社



    ■物づくり前のCAC・CAD連携実行プロセス例
「CAC/CAD solution」から始まる損益見える化


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◆ 設計段階で三次元CADと連携し素早く最適コストを創り込むソフトウエアー ◆






◆ 3D・CADと連携したCACフロントローディングツール ◆

  ■製品企画・開発・設計段階で適正製品価格や性能、属性変動などの予測を迅速に行い、製造やCA&QAからの手戻りの一切をなくし製品ライフサイクル全体での最適化を図ることがフロントローディングである。上図は、製品開発の初期段階において、経営必達コストを合理的に定め、短期間で徹底した製品機能・性能やコストの創り込みを行い,上流への「手戻りVE/コストダウン」をなくすための主要な連携模様である。

 まず製品企画段階で、経営工学技術を適用した収益性評価や合理的な絶対原価割付を明らかにし、更に、もの作りする前に絶対原価内実現性(C)を標準原価で証明するCAC、製品設計作図から構造計算や製品機能の実現性までを品質実証設計(Q)するCAD/CAE、デジタルモデル管理や図面管理(部品表)、工程設計やコスト関連技術情報を一元化・共有化し設計者が居ながらにして素早く入手可能(D)にするPDM等々は、いまや開発設計に必須なCQD対応の4大支援ツールである。

 弊社は、こうしたIT支援ツール開発の一翼を担い、製品開発段階から徹底したコスト創り込みを支援するCAC(Computer Aided Costdesign)と管理技術(IE/VE CA/QA)や固有工学技術を融合し、製造業メーカーを中心とした戦略的・管理会計(標準原価制度)への適用を進めている。
※CACは、日本コストエンジニアリング株式会社の登録商標です。

◆ CAC(Computer Aided Costdesign )のコンセプト ◆


 ■CAC(Computer Aided Costdesign )とは、製品企画、開発・設計段階で三次元CAD情報と連携し、適正コストの創りこみから生産部門での原価保証までを支援するコンピュータシステムである。具体的には、市場価格をベースに投入される戦略製品に対し、原価企画部門で設定される経営必達利益確保を第一義に、企画段階で絶対原価を、開発設計段階で標準原価を実証指図することで、生産、調達の各部門で絶対原価保証(Cost Assurance)を確実に行い、その成果をリアルタイムで損益モニタリング(損益見える化)するソフトウエアーである。

 見える化の第一は、利益計画に基づく売価から必達利益を差し引いた絶対原価(製造原価と管理原価)についてである。ここでは「これだけの製造原価で作らなければならない」とする機構部品原価、組み立て原価、冶工具・金型費、梱包費、設備投資額、開発設計費、工場間接費の七要素原価に対し定める目標原価と更にそれらについて機能細分割付された必達原価の双方について見える化する。実行にあたっては、その合理的算出が強く求められる故、管理会計に基づいた全社統一の理論原価体系表とその割付手法の導入実践から損益モニタリングを実現する。
 見える化の第二は、上記七要素原価のうち目標とする直接原価つまり機構部品原価、組み立て原価、梱包費や金型費に対し働きかける。これら原価要素は物づくりする前にその実現可能性について理論的、科学的に要素分解し「技術的にこれでできる」との証明をする。その援用ツールがIE技法から派生した標準原価である。これはコスト工学の経済性評価研究で体系化された標準賃率とIE技法(WF法)から派生した標準時間を掛け合わせた学問体系を標準原価(CACシステム)として位置づけ、そのツール援用から導いた開発設計段階でのコスト創り込み成果を初期評価モニタリングするのである。
 見える化の第三は、上記絶対原価と標準原価の双方から物づくり前に、実際に発生するであろうコストとの間に価格差が推測される場合には,徹底してあらゆるコスト改善の手を打ち込んで差損を絶対に出さない策立てを施し、その成果について常時実行評価モニタリングし絶対原価保証(ゼロ・マイナスコストマネジメント)を確実にするのである。


   本ソフトウエアは、原価企画部門で合理的な製品コンセプト設計から機能設計さらには総原価/機能コスト割付機能を保有する製品企画・機能設計システム、部品や組み立てコストと金型コストを製品開発ステージ別、生産地別に技術性、経済性シミュレーションを経て最適コストを査定するコストエンジニアリングシステム、製品を製作する前に機種別、ユニット別、部品別に損益を徹底精査(初期評価)するコストコントロールシステム、製品製作プロセス時点で常に損益を強く意識し、異状な管理状態が発生すればリアルタイムで実行評価し、機会損失を未然に防止するコストマネジメントシステムから構成されている。



◆ CACシステムの機能・特徴 ◆


@ 製品コンセプト設計(顧客要求事項から機能置換技法)機能が搭載されており、初期設計変更
   による工場混乱の未然防止が図れること。
A 戦略的・損益企画展開技法(一次〜五次)機能が搭載されていること。
B 製品仕様が明らかでない段階での機能・方式コスト見積りが理論的に素早く可能であること。
C 機能設計(体系図)から機能評価までの合理的コスト割付展開機能がシステム化されているこ
   と。
D 開発設計者が求める飛躍発想をサポートする機能別コスト探索及びアイデァバンク機能が多面
   的に実行可能であること。
E 製品開発ステージ(売価段階、試作段階、開発・設計段階、量産・調達段階)ごとのコスト見積り
   と経済性評価が可能であること。
F CAD&E-BOM(CSV)のリンク機能が搭載されており、コスト評価に必須な技術条件入力の効
   率化・一元化が図れること。
G 3D/CAD連携から自動工程設計・ナレッジ機能が搭載されており、開発設計者が工法や経済
   性コストシミュレーションを自在に素早くできること。
H 機種ごと、ユニット毎、部品ごとの損益計算結果と損益分岐点図表が瞬時に出力検証可能とな
   り固定費や、変動費削減策にすばやく対処できること。
I DR/CRに必須な製造・調達用の生産設計技術情報がExcelファイルで自動出力されること。
J 各業種(プレス、樹脂、ダイカスト、鋳造、鍛造)ごとに部品見積もりと同時に高精度な金型価格
   が出力されること。
K 工法別(プレス、樹脂、機械加工、鍛造、鋳造等)の経済性コストシミュレーションが簡単にでき
   ること。
L グローバルコストスタンダード(アジア地区版、オセアニア地区版、北米地区版、中南地区米版、
   欧州地区版、ロシア地区版、中東地区版、アフリカ地区版 )が搭載されており経済性評価が瞬
   時に可能であること。
M 組立ライン設計(セルライン、専用ライン、混合ライン)と組立性コスト評価が素早く可能である
   こと。
N 購入品(自社仕様、メーカ仕様品、JIS規格品、CEN規格品、DIN規格品、TIN規格品、ANS規格
   品など)の見積もりが可能となっていること。
O ユニット別、業種別コストデータの統合が本システムとM-BOM(CSV)双方で入出力管理される
   こと。
P 製品(機種)ごとの収益達成状況(損益状況)が各製造プロセス内でリアルタイムでモニタリング
   可能であること。
Q グローバルネットワークに対応しており、全社的コストコントロールとコストマネジメントがトップマ
   ネジメントにより可能であること。
R S-BOM E-BOMの読込み対応、E-BOM,P-BOMへの目的データ流し込みが可能であること。
S ITソリューション(TEAMCENTER  ObbligatoU  SMARTEAM ) 連携からERP、MRPへのデ
   ータ出力で標準原価制度への流し込みが可能であること、などである。




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