◆SF兵器ヨタ話 2


■ 前口上 ■


 小惑星帯で膠着していた外惑星連合と地球連合の戦いは、外惑星連合の有利に
事が運びつつあった。
 外惑星連合の再新鋭艦「ドラグーン」の投入によって、小惑星「ヘパイトス」
周辺の戦線が崩れた為である。

 地球連合は、外惑星連合軍が小惑星帯を破り、一気に火星基地に攻撃を仕掛け
られる事を怖れ、衛星アレスに実験段階である兵器を集結させた。

■ 地球連合 すごくたたかうおふね ■


● 対艦攻撃機 ワスプ


 地球連合の実験兵器。
 外惑星連合の、軽戦闘艦を密集させ、まさに1つの巨大な戦艦が有機的な動き
をしているように見える戦法──「シャドウ」───に悩まされた地球連合は、
さらに機動力のある小型戦闘機を集中運用し、これに対抗する事を計画する。
 その実験機が、この「ワスプ」(SWP−0X−I)である。
◆ 大きさ
・全長:17m
・全幅:16m

◆ 動力
・第八核融合エンジン×2

◆ 主な兵装
・第九イオン粒子砲×1
 (もしくは 第三核融合ミサイル×2)
・レールガン×2

 腹部に、通常は巡洋艦に搭載する
 対艦イオン砲を装備。


 大出力エンジンと、高機動バーニア&スラスターに
 よって、ヒット&アウェイ戦法をとる。

● 機動巡洋艦 アルバトロス級


 地球連合の主戦力。 主に、海兵隊の急襲降下作戦に使用される。
 対艦兵装は各種搭載でき、地球〜小惑星帯まで無補給で航行できる長い航続距
離は、護衛艦無しの作戦を可能とする。
 大きな翼のようなスラスターは巨大な怪鳥を思わせ、外惑星基地住民を怖れさ
せている。

◆ 大きさ
・全長:430m
・全幅:280m
・全高:53m

◆ 動力
・第八核融合エンジン×2
・第十一核エンジン×2

◆ 主な兵装
・イオンブラスト砲×2
 (もしくは イオン砲×4)
・ガウス砲×6
 (もしくは 軌道爆弾投下口×6)
・6”融合ミサイルサイト×6



■ 外惑星連合 よくはたらくおふね ■


● 輸送船 エスカルゴ・タイプ



 元来は外惑星の観光用船舶。 全方位を見渡せるキャビンを持つ。
 外惑星戦争が始まってからは、人員・物資の輸送船として活躍。
 4基の高出力エンジンにより、衛星基地間の輸送を受け持っている。

● 曳航船 ルミネセンス(冷光)



 港・航路において、大きな船舶を先導する小型船。
 エンジンは低出力ながら高い機動力を有し、狭いドックや立て込んだ航路を航
行する事に長けている。
 後に改造され、攻撃用ミサイル・ボートや、対ワスプ用の護衛船として使用さ
れた。

● 護衛機 ノスリ

 弩級戦艦の護衛・偵察を任務とする小型機。
 小型軽量でスラスターをたたむことも出来、通常の作戦において、戦艦に数機
搭載することが可能。
 元来は、採掘基地の見回りや連絡用に使用された小型宇宙グライダーである為、
取り回しが簡単であるものの、戦闘性能は非常に低い。
◆ 大きさ
・全長:11m
・全幅:15m

◆ 動力
・第二核エンジン×1

◆ 主な兵装
・チェーンガン×2

■ あとがき ■


 前回の「SF兵器ヨタ話」の続きを、つらつらと書いてみた。
 ほとんどが、前回書ききれなかったメカの話である。
 実は、動画の設定としては既に「弩級戦艦ドラグーンの興亡」として出来上
がっており、新しく考えだしたものではナイ。
 対艦攻撃機ワスプが、弩級戦艦ドラグーンに群がる絵コンテは、既に出来上
がっているのだが、まだ、モーションはデザインしていない。

 ちなみに、モデリング、モーションデザインは、前回と同様に
「DoGA・CGAシステム」を使用している。
 面白いぞ、これは。
  →◆「DoGA」のホームページへ飛ぶ

 ただし、機動巡洋艦アルバトロスは、ボツになったメカにパーツを付け直して、
今、デッチ上げたものである。
 さらに、曳航船に関しては、たった2秒しか出演しないメカにもかかわらず、
自分で関心してしまうよーな名前や設定が、ポロッと頭からこぼれ落ちた。
 このネタは、後に使わせてもらおう。

 次は、海兵隊のパワードスーツの話でもヨタろうか。

(EOF)

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