CIVILIZATION 攻略 の・ようなもの

■ 近世

 「火薬」「蒸気機関」「治金学」「電気学」など、発見する技術にも「近代科学」の香りがし始めると、科学の時代に突入します。
 経済や技術もグングンと伸び始める為、政治形態は、生産力の上がる「共和制」や「民主主義」へ移行して行きましょう。
 この時代、速やかに近代化しないと、文明は衰退してしまいます。

◆ 技術開発

 どの時代でもそうですが、特にこの時代においては、技術の後れは致命的なものになります。
 各都市に大学などの研究機関を置いて自ら技術を研究する力を充実させ、時には同盟している国と技術を交換して、速やかに技術を発展させましょう。
 地味な技術ではありますが、早めに技術「大学」は開発しておきます。

・「蒸気機関」→「鉄道」+「銀行制度」→「工業化」 ☆重要!
 近代における工業化を表すこれらの技術は、この時代の骨子となります。
 (いわゆる「産業革命」を表しています)
 「蒸気機関」は工業化において必須な技術で、早めに開発しておきましょう。
 「蒸気機関」の発明による「鉄道」の発明は、後の「工業化」に必要なだけでなく、道路にかわる鉄道の建設や、重要な不思議「ダーウィンの航海」の建設につながります。
 「工業化」を発明すると、街の生産力をアップさせる「工場」が建設でき、重要な不思議「婦人参政権」を建設することが出来ます。

・「発明」+「鉄器」→「火薬」 ☆重要!
・「火薬」+「大学」→「治金学」
・「火薬」+「騎士道」→「リーダーシップ」
 この技術が遅れると、軍事的に非常に不利となります。
 「火薬」で生産できる「マスケット兵」
 「治金学」で生産できる「カノン砲」
 「リーダーシップ」で生産できる「ドラグーン」
 は、近代において長く主力兵器として活躍できます。
 不思議「ダ・ヴィンチの工房」を建設してあると、各種兵隊は「マスケット兵」へ、「投石機」「カノン砲」へ、「騎士」「ドラグーン」へ、自動的に置き換わります。

・「天文学」→「万有引力の法則」 ☆重要!
 地味な技術ですが、後の近代科学において非常に重要になります。
 特に物理学における一大発見「万有引力の法則」は、近代から現代における重要な技術「飛行術」〜「無線通信」へ結びつきます。

・「民主主義」→「徴兵制度」+「リーダーシップ」→「戦術」
 「民主主義」は政治形態を「民主制」へ移行でき、この時代以降の経済発展には、必須とも言える技術となります。
 また、それに続く「徴兵制度」は、陸上ユニットの強化に必要となります。
 「マスケット兵」にかわる「ライフル兵」ユニットを生産できるようになり、その後の「戦術」は、「騎兵」「山岳部隊」ユニットの生産だけでなく、後の陸上ユニットの近代化に必要な技術「上陸戦」「海兵隊」ユニット)・「機動戦」「戦車」ユニット)へとつながります。

◆ 戦争・戦術

 この時代の戦闘は、革新的な兵器のない限り軍事ユニットの消耗戦となり、長引きます。
 戦闘は早くカタをつけないと、互いの文明の発展を妨げます。

・攻撃

 「マスケット兵」で防御を固めつつ「カノン砲」で攻撃、その背後からとどめに「ドラグーン」で突撃、というオーソドックスなパターンが効果的です。
 相手の強力な街を攻撃する場合、幾重にも「マスケット兵」で囲み「防御態勢(F)」をとらせて消耗させつつ、「外交官」ユニットで破壊・寝返り工作をするのも効果的です。

・防御

 中世に建てた「要塞」を使って、とにかく街の範囲内への侵入を防ぎましょう。
 都市の防衛は、城壁を築き、「マスケット兵」で固めて防御します。
 相手が自分の都市や要塞の隣りに移動してきたら、「防御態勢」をとられる前に「ドラグーン」を出撃させて出鼻をくじいておきます。

◆ オススメの「不思議」

・「婦人参政権」
 全ての街に「警察署」があると見なされます、さらに、軍事ユニットが離れたことによる不幸な人間を減らします。
 これで政治形態が「共和制」「民主制」でも、軍事ユニットを動かし易くなります。

・「ダーウィンの航海」
 新しい技術を2つ発見できます。
 これにより、一気に他の文明を技術力で引き離すこともできます。


■ 近代

 工業化した文明において、爆発的に生産力が上がる時代に突入します。
 とにかくこの時代は、技術の「開発」、建築物の「建設」、ユニットの「生産」が忙しくなります。

 また、昔は微々たるものだった「公害」が増えてきて、頭を悩ませることになります。
 忘れずに「火薬」から「爆薬」技術へ発展させ、「技術者」ユニットを生産出来るようにしておきましょう。
 公害による汚染を浄化できるのは、「技術者」ユニットだけです。

◆ 技術! 技術! 技術!

 この時代になると、軍事・経済・科学は非常に密接した関係となり、各分野で技術を突出させることは出来なくなります。
 ポイントとなる技術は、「株式会社」・「内燃機関」・「電気学」です。
 上記の3つは、強力な技術の基礎となるので、早めにおさえておきましょう。

・「工業化」+「経済学」→「株式会社」 ☆重要!
 少し地味で、開発に取りかかるのが遅れがちな技術ですが、「電子工学」「石油精製」などの工業の発展において必要な技術です。
 もう少し早く、近世の時代に研究しておくべきかもしれません。

・「治金学」+「磁力」→「電気学」+「株式会社」→「電子工学」
 技術「電気学」「電子工学」は、近代科学において重要です。
 「電気学」は、「駆逐艦」ユニットを生産できるだけでなく、軍事ユニットの生産において重要な「鋼鉄」「工作機械」の研究につながります。
 「電子工学」は、生産力を上げる「水力発電所」を建設可能とし、さらに大陸中の都市に水力発電を供給する、不思議「フーバー・ダム」の建設も可能とします。

・「化学」+「株式会社」→「石油精製」+「爆薬」→「内燃機関」 ☆重要!
 「石油精製」の発見で建設できる「火力発電所」は、都市の生産力のアップにつながります。 (ただし、公害には注意!!)
 さらに、文明の近代化のミソともいえる「飛行術」「自動車」へとつながるので、重要なポイントとなる技術と言えます。

・「戦術」+「遠洋航海術」→「上陸戦」
・「戦術」+「自動車」→「機動戦」
 近世に発展させておいた「戦術」を、陸上軍事ユニットの強化のため、「上陸戦」「機動戦」へと発展させます。
 「上陸戦」「海兵隊」ユニットを、「機動戦」「戦車」ユニットを生産できるようになり、これらの軍事ユニットはこの後の主力となります。

・「内燃機関」+「万有引力の法則」→「飛行術」
・「内燃機関」→「自動車」+「株式会社」→「大量生産」
 「飛行術」は、戦闘における革命「戦闘機」ユニットを生産できるようになり、後の「無線通信」「空港」の建設)・「航空工学」「爆撃機」の生産)へつながってゆきます。
 「自動車」技術は、道路からの収入が増える「高速道路」を建設でき、「戦艦」ユニットを生産できるようになります。 さらには、「大量生産」の発見につながります。

・「飛行術」+「電気学」→「無線通信」→「航空工学」 ☆重要!
 これらの技術開発は、しゃにむに突っ走りましょう。
 後の宇宙開発競争に必要な技術「ロケット工学」「宇宙飛行」へ直接つながるものですし、「無線通信」で建設できる「空港」による都市間の空輸、「航空工学」で生産できる「爆撃機」「航空母艦」ユニットは、戦略を変えてしまいます。

◆ 飛行機の発展

 この時代、飛行機の発展により戦略が変わってゆきます。
 特に、「空港」の建設における「都市間の空輸」は、都市間のユニットの大量移動が可能になります。(「C」コマンド)
 「空輸」は、他国の軍事ユニットが都市の周りを封鎖していても有効です。
(史実の「ベルリン封鎖」に対する「ベルリン大空輸」のようなものです)

 都市周辺の「鉄道」敷設でユニットの移動が楽になるため忘れがちになりますが、半島や湾岸、他国との国境付近の都市は、戦争状態になると封鎖されることが多いので、「空港」は必須となります。
 また、国境付近にありながら生産力の低い都市にも「空港」を建設しておくと、生産力の高い都市からユニットを輸送するのに便利です。

◆ 戦争・戦術

 この時代の戦闘のポイントは「飛行機」です。

 ただし戦闘の主力は、陸上ユニットである「海兵隊」「戦車」なので、「ライフル兵」から早めに「海兵隊」「戦車」へ、しっかりと移行しておきましょう。

 「飛行機」は、陸上ユニットから攻撃を受けないので、陸上部隊の支援に有効です。 また、相手の「爆撃機」を撃墜するのに必要になります。
 「爆撃機」は、攻撃力があり城壁は無効、速度が速く航続距離も長いので、都市への攻撃の主力となります。
 これら航空ユニットを地上ユニットと連携させると、無類の強さを誇ります。
 ただし、航空ユニットにおける「航続距離」には気を付けて下さい。
 燃料切れでの墜落は非常に勿体ないものです。

 「航空母艦」が生産できるようになると、その運用でまたも戦略が変わってゆきます。
 「航空母艦」は、都市から都市へ攻撃していた「爆撃機」を都市から離れた戦場へと輸送し、攻撃を可能とします。
 後に技術「ロケット工学」を発見し、「巡航ミサイル」ユニットを使えるようになると、「航空母艦」はミサイル基地としても活躍します。

◆ オススメの「不思議」

・「フーバー・ダム」
 大陸の全ての都市に「水力発電」を供給します。
 すべての都市に、公害の多い「火力発電所」を建設しなくとも生産力がアップするので、非常にオススメです。

・「国際連合」
  ・全ての文明の大使館を収容できます。
  ・自文明が提示した平和条約を他の文明は無視できません。
  ・民主国家でも「平和維持軍」として 50% の確立で宣戦布告できます。
 といった効果があり、「世界の警察」として他の文明にワガママを通せます。
 逆に、他の好戦的な国家に先を越されると、現代から未来にかけて、軍事・外交において横槍を入れられて、非常に不利となります!


■ 現代〜未来

 この時代、核兵器の発明や大国同士における戦闘のリスクの高さから、なかなか戦争を起こせなくなり、ほぼ全ての文明が共存の時代に入ります。。
 文明の問題は「環境汚染」「地球温暖化」へ、文明間の競争の中心は「宇宙開発競争」へ、と変わってゆきます。

 とにかくここまで来たら、恒星間宇宙船の建造へと突き進みましょう!!
 そこそこの生産力の都市には「SS船体構造物(ボディ)」を、
 中ほどの生産力の都市には「SSコンポーネント(エンジン)」を、
 生産力の高い都市には「SSモジュール(居住区)」を、
 分散して生産させて恒星間宇宙船を完成させます。
 そして、他の文明に先がけて他の恒星系──アルファ・ケンタウリを目指しましょう。

◆ 技術

・「ロケット工学」→「宇宙飛行」 ☆重要!
 宇宙開発競争の幕開けとも言える技術が「宇宙飛行」です。
 技術「宇宙飛行」を発見すると不思議「アポロ計画」を建設でき、それを完成させると全世界を見渡す事が出来るようになります。  そして「全ての文明」が宇宙船を建造できるようになります。
 恒星間宇宙船の基礎となる「SS船体構造物」を生産するのに必要となります。

・「石油精製」+「宇宙飛行」→「プラスティック」
 技術「プラスティック」の発見はユニットの軽量化を進め、恒星間宇宙船の駆動部分となる「SSコンポーネント」の生産を可能とします。
 また、後の技術「超伝導」の発見へとつながります。

・「原子理論」+「大量生産」→「核分裂」+「電子工学」→「原子力」
 技術「核分裂」を発見すると、不思議「マンハッタン計画」の建設が可能となり、それを完成させると「全ての文明」が最強最悪のユニット「核ミサイル」の生産・使用を可能とします。
 その後、「核分裂」を制御できる「原子力」を発見すると、クリーンなエネルギー源(?)である「原子力発電所」を建設できます。
 さらには、恒星間宇宙船の「SSモジュール」に必要な技術「超伝導」へとつながってゆきます。

・「原子力」→「レーザー」+「プラスティック」→「超伝導」
 「レーザー」の発見で、「核ミサイル」ユニットから都市を防御する「 SDI 防衛システム」の建設を可能とし、後に「超伝導」の発明へとつながります。
 「超伝導」の発明で、恒星間宇宙船の本体ともいえる「SSモジュール」の生産が可能となります。

・「大量生産」+「民主主義」→「リサイクル」→「環境保護運動」
 「環境保護運動」の発見で建設できる「太陽光発電所」は、「火力発電所」による汚染公害、「原子力発電所」によるメルトダウン、これらの被害を抑える次世代のエネルギー源となります。
 「技術者」ユニットによる「浄化」が間に合わなくなる前に、「太陽光発電所」へ移行しましょう。

◆ 恒星間宇宙船

 他の文明に先がけて、恒星間宇宙船でアルファ・ケンタウリへ移民団を送ると、その文明は「勝利」します!!

 他文明の状況によって、
・小さな宇宙船を作って、一番早く飛ばす (勝利優先)
・高速な宇宙船を作って、一番早く到着させる (成功率優先)
・大きな宇宙船を作って、たくさん移民をさせる (スコア優先)
 ことを考えます。

 一番最初にアルファ・ケンタウリへ到着した文明が「勝利者」となるので、他文明と宇宙船開発競争になったら、大型の宇宙船を完成させようと思わずに最低限の機能を持った宇宙船を早々に発射させる方が賢明です。
 (終了時のスコアは、多少低くなりますが!)

 恒星間宇宙船は、「SS船体構造物」「SSコンポーネント」「SSモジュール」で構成されています。

・SSモジュール ( 生命維持装置 / ソーラーパネル / 居住区 )
 移民団が生活するのに必要なモジュールで、居住区・ソーラーパネル・生命維持装置、が各1つずつ必要です。
 1組のSSモジュールに、1万人の移民団が搭乗できます。

・SSコンポーネント ( 燃料タンク / 推進装置 )
 宇宙船の推進に必要なエンジン部分で、推進装置と燃料タンクが各1つずつ必要です。
 正常に飛行させるには、1組のSSモジュールに対して、3組以上のSSコンポーネントが必要で、その数が多いほど宇宙船の飛行速度は速くなります。
 飛行速度が速ければ速いほど、恒星間移民の成功率が高くなります。

・SS船体構造物 ( 構造体 )
 宇宙船の各パーツをつなげる骨格となる部品です。
※ 必要となるSS船体構造物の数は残念ながら不明ですが、目安として、
  SSコンポーネント1組に対してSS船体構造物は12、
  SSモジュール1組に対してSS船体構造物は1、
 くらいで計算しておいて下さい。

☆ 小規模の宇宙船(1万人)を構成する最少の材料
・SS船体構造物 : 構造体=15
・SSコンポーネント : 燃料タンク=3/推進装置=3
・SSモジュール : 生命維持装置=1/ソーラーパネル=1/居住区=1
 成功率は 97% 程度ですが、他の文明に先がけて早めに飛ばしたい場合、これで一応の飛行はできます。
 飛行速度を上げたい場合、推進機関であるSSコンポーネント(と共にSS船体構造物)を増設して下さい。

☆ 中規模の宇宙船を構成する材料
・SS船体構造物 : 構造体=26
・SSコンポーネント : 燃料タンク=6/推進装置=6
・SSモジュール : 生命維持装置=2/ソーラーパネル=2/居住区=2
 成功率 100% で、2万人の移民ができます。


■ 終章

 自文明が、アルファ・ケンタウリに到着すると、勝利です。
 移民団の業績は、クリア時のムービーを見て下さい。

 しかし、地球ではまだ、文明観の様々な問題があります。
 プレイを続けてその問題を解決するのも良いでしょう。
 そして、シド・メイヤー氏の続編「アルファ・ケンタウリ」をプレイするのも………。

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