CIVILIZATION 攻略 の・ようなもの

■ 中世

 あちこちの都市で灌漑も始まり、多文明との交易も盛んになると、時代は中世に近づいてゆきます。
 「専制政治」では経済力発展の妨げになるので、政治形態を「君主制」か「共和制」に移行しましょう。
 このあたりから、軍事ユニットの維持にコストがかかり、民も文化に目を向けるようになり贅沢品を求めるようになるので、経済のことを考えねばなりません。

・「君主制」
 中央集権の形をとっている為、他の国と戦争がし易くなっています。
 他民族と戦闘状態にある場合、もしくは自民族の規模を大きくするために侵略の意志がある場合、「君主制」をおすすめします。

・「共和制」
 市民の自由をある程度保障しているため、経済活動が盛んになります。
 他民族と協調路線にある場合で、交易による利益が多い場合は、「共和制」がおすすめです。
 ただ、戦争を起こす場合に上院で否決される場合もあり、軍事ユニットが町を離れると「不幸な市民」も増えるので、軍事拡張の意志がある場合には向いていません。

 また、この時代、「探検家」ユニットや「ガレオン」ユニットにより、遠方への移動が容易となります。
 内政や技術開発で忙しくて忘れがちになりますが、積極的に豊かな土地を見つけて「開拓者」ユニットを派遣し、ガンガン都市を作りましょう。
(逆に都市建設を抑え、小さな国にして統治しやすくし、技術の発展や都市施設の充実をはかるのも一つの戦略です)

◆ 市民の時代

 経済はこの時代、急速に発展します。
 それにつれて、市民が望む贅沢品(文化)の量が増え、足りなくて不満がたまると、都市に暴動が起こります。
 そんな時は「税率の変更」で贅沢品の率を変えても、焼け石に水です。
 市民の求める贅沢品は、「率」ではなく「量」なのです。

 積極的に「キャラバン」ユニットを生産して、他文明の都市と「交易」を結びましょう。
 「交易」は資金や贅沢品が増えるばかりでなく、市民がもたらす「知識」の生産量(フラスコで表されてますね)も増え、技術開発のスピードも上がるので、一石二鳥です。

 都市に「寺院」「競技場」を建設しても市民の不満を抑えられなくなり、暴動が起きたら、とりあえず、都市の住人の1〜2人を「エンターテナー」に変えておきます。
 その間に「キャラバン」ユニットを生産して他文明の都市と交易を結び、その都市の文化を向上させましょう。 暴動に対して劇的な効果が現れます。

 さらに、余裕があれば、税収を増やすため都市に「市場」を、市民の知識を増やして技術開発をスムースにするために「図書館」を建てておきましょう。

 また、文明の規模が大きく、都市が各地に拡がっている場合、都市の汚職は結構なロスとなります。
 (特に「共和制」をとっている場合、汚職は非常に多い)
 実入りの多い都市を中心に、「裁判所」を建てておくと、思ったより税収がアップします。

◆ 戦争・戦術

・攻撃

 主力部隊は、徐々に「騎士」ユニットへ移行してゆきましょう。
 「装甲歩兵」はまだ主戦力になりますが、青銅器時代の「重装歩兵」は都市の上で「廃棄」して都市資源の足しにしてしまいます。
 また、都市攻略には「投石機」ユニットが必須なので、いつ戦争になってもおかしくない国境沿いの都市に配備しておきましょう。

・防衛

 敵が攻めてくる場合も「騎士」を使うことが多いので、防御の為に「槍兵」ユニットを生産しておきましょう。 「槍兵」は防衛の要となります。
 都市を防衛するためには「城壁」を造っておいた方が安心です。

 さらに、領土内に侵入され、開拓した土地が荒らされるのを守る為に、「都市の外」にも防衛戦を張ります。
 地形的に有利な場所……防御力が高く、周囲の防御力の低い場所……例えば平地にせり出した山岳や森林などで、軍事ユニットを「防御態勢(F)」をとらせます。

 この時、防御の拠点となる場所に「開拓者」「要塞」を造っておくと便利です。
 「要塞」内にいるユニットは防御力が上がり、戦闘に負けても、重なったユニットが全滅することが無くなります。
 また、「都市の範囲内」に造った「要塞」にいる軍事ユニットは、「都市を離れることより不幸な市民が増やす」ことが無くなります。(「共和制」以降の政治形態では必須になります)

・制海権

 海に面した都市周辺・都市間道路を守る為、「帆船」ユニットや「フリゲート艦」ユニットをパトロールさせておきましょう。
 敵意のない民族でも、船によって軍事ユニットに侵入されると厄介なものです。
 海峡を見つけ、そこを中心にユニットを張っておけば、船舶の侵入をいち早く探知できます。

◆ 技術開発

 この時代になると、発見する技術も「科学」の香りがただよってきます。
 また、かなり特徴的な技術が増え、自文明の戦略に深くかかわってきます。

・「沿岸航海術」+「天文学」→「遠洋航海術」→「物理学」→「磁力」
 大洋に出ることのできない「ガレー船」ではラチがあかないので、船舶の技術を発展させ、探検・大航海時代の幕を開けましょう!
 別の大陸にいる文明や、未開の大陸の探索は、大いに役立ちます。
 未開の大陸を見つけたら、都市を作ってガンガン入植しましょう!
 「遠洋航海術」によって出来る、不思議「マゼランの探検航海」は、海に囲まれた文明にとって(船を使うほとんどの文明にとって)重要です。
 「物理学」は、後に「フリゲート船」「ガレオン船」を作れる技術「磁力」の開発につながるので、今のうちに開発しておきましょう。
 外交カードとしても使い道のある技術です。

・「工学」→「発明」 ☆重要!
 「工学」は、早めに発見することをおすすめします。
 不思議「リチャード王の十字軍」の完成も大きいのですが、その後の「発明」によって出来る、不思議「ダヴィンチの工房」はかなり重要です。
 なにしろ「ダヴィンチの工房」は、新しい技術が発見されると、古いユニットを全て自動的に新ユニットに切り替えるのですから!
 「発明」は、後の「火薬」の発明につながる重要な技術でもあります。
 他文明に先がけて発見し、外交などによる流出はなんとしても防ぎましょう。
 もしも、他文明が先に発見したら、外交交渉で手に入れるか、「外交官」ユニットでスパイしても手に入れておきます。

・「銀行制度」
・「医術」→「公衆衛生」
 これらは忘れがちですが、国の運営に関する重要な技術です。
 「銀行制度」の発見により、街に「銀行」が建設できます。
 この時代になってきて最新技術の開発にヤッキになっていると、街の建築物の維持費の負担が大きくなり、赤字財政になることが多々あります。
 そこで、街からの収入が増える「銀行」は大切になります。
 また、近代化が進むと、人口問題が出てきます。
 人口増加による町の発展を妨げないために、「下水道」設備を建設できる技術「公衆衛生」を開発することも視野に入れておいて下さい。

・「一神教」→「神学」
 これも忘れがちな、宗教関係の技術です。
 「一神教」によって出来る不思議「ミケランジェロの教会」「神学」によって出来る不思議「J.S.バッハの大聖堂」は、民の幸福をアップさせ、無意味な暴動や、戦乱による荒廃を無くします。
 都市の暴動が多くて生産が進まない、と感じる時は、こちらに重点を置いて開発してみましょう。

◆ 外交と情報戦略

 軍事、経済だけではなく、外交、そして情報戦略も重要になってきます。

・「外交官」ユニット:
 このユニットは、非常に使い道があります。
 相手の国に大使館を建設するだけではなく、「技術」を盗み出したり、相手の都市やユニットを寝返らせることが出来るのです。
 これにより、自分の文明よりも大きく技術の進んだ文明と「事を構えた」時には、大活躍します。
 「工作」を行うときは、「外交官」ユニットを一番防御力の高いユニットに防御させつつ相手の街に近付いて、速攻でカタを付けましょう。
(ただし注意しなければならないのは、1つの都市からは1つの技術しか盗めないことです。 1度技術を盗み出した都市からは、もう技術を盗めません。)
 逆にこの手を相手国に使われる場合があります。
 それを防ぐ為、「外交官」ユニットを自分の都市にも配備しておきましょう。

・「探検家」ユニット:
 豊かな土地を求めて、未探査の地域を探索することも大切です。
 積極的に「探検家」ユニットをあちこちに派遣して、この世界の概要をつかんでおきましょう。
 「探検家」ユニットによって、豊かな土地(川のほとりなど)や、相手国との戦略的に重要な土地(海峡など)を見つけたら、積極的に都市を作って行きます。

・「キャラバン」ユニット:
 他の国(都市)との交易に必要な「キャラバン」ユニット。
 他国を探る役目にも使えます。
 「外交官」「探検家」ユニットは一応軍事ユニットの為、相手の攻撃目標になりますが、「キャラバン」ユニットが攻撃されることは「まれ」です。
 「交易に来ましたよ〜」てな顔をして、相手の国をガンガン探索してしまいましょう。
(ただし、長年交戦している国の場合、「キャラバン」にも攻撃してきます)

◆ オススメの「不思議」

・「王立図書館」
 すでに他の2つの文明で発見されている技術を手に入れることが出来ます。
 技術の遅れを、この「不思議」によってフォローできます。
 自分の国がへんぴな土地にあり、他の文明との交流が難しい場合、この「王立図書館」は必須となります。

・「ダ・ヴィンチの工房」
 新しい技術が発見されてユニットが時代遅れになると、自動的に最新式ユニットへ置き換わります。
(例えば、技術「火薬」が発見され「マスケット兵」を生産できるようになると、今まで使用していた「槍兵」などが自動的に「マスケット兵」に置き換わります)
 通常、新技術を発見して最新鋭ユニットを生産できるようになっても、旧ユニットとの入れ換えに結構な時間と生産力を必要とします。
 が、「ダ・ヴィンチの工房」を建設することによって、その手間は省けます。
 他の文明との競争にうち勝つには、ほぼ必須と言っても良いでしょう。
 軍事ユニットを廃棄したり、キャラバンを使って「不思議」の完成を手伝わせたり、都市を総動員してでも完成させましょう。

・「マゼランの探検航海」
 全ての海上ユニットの移動力が2つ伸びます。
 自分の国が大洋に囲まれた土地で、防衛にはもちろん、開拓にも交易にも海上ユニットを使う場合には必須です。
 また、技術の発見により効力が消えることはないので、お得な「不思議」です。


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