「MERMAID」 製作ノート


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 題:「MERMAID」     作:まじま

 カラー    512 × 400 dot

 Painter 5 を使用


 「夏だー」  (← 1999/ 7/14 現在)
 だからとゆーわけでもないのですが、人魚の絵を描いてみました。
 うーん、水彩画も久しぶりだ。

 イメージした色彩は、リュック・ベッソン監督の映画「グラン・ブルー」の映
像と、俺が子供の頃、海でおぼれた時の記憶(おいおい)。
 イメージしたBGMは、山下達郎の「MERMAID」
(in ALBUM 「POCKET MUSIC」)。 月並みですが。

 実はこの絵、HDに埋もれていたラフ画を掘り起こして仕上げたものです。

 当初、友人の谷サンが描いた人魚のイラストに影響されて、俺タッチな人魚を
描いて見よーと思い立ちました。
 ところが、Painter でサッサカサーとラフ画を描いていたら途中でスランプに
陥り(別名・「飽きた」とも言う)、HDの中にほっぽらかしになっておりまし
た。

 ある日、絵のファイルを整理なぞをしておりますと、昔描いたラフ画がぞろぞ
ろと出てきました。 (実は、おクラになっているイラストはまだ沢山ある)
 その中で、「あ、仕上げよ」と思い立ったのが、このイラストのラフ画でござ
います。

 ただ、描いた時に何を考えていたのが、青いろの鉛筆で描いている。
 うーむ、青系統を主色として水彩で仕上げようとしたのだろうか……。
 過去のオレってわからない。

 まずは、トレースで主線をひろい出す。
 過去のオレの考えを尊重して(笑)、深い青色を使いました。

 んで、塗り。 ………何かヘン。 どーも、違和感がある。

 目をすがめて絵を眺めると、「肌色がヘン」。
 そう、最初、この人魚さんは色っぽさを出すために、肌色+赤系統で塗ってい
たのです。
 主線は青ですから、おかしいワケです。
 後で、レタッチソフトで青系統を強くするとゆー、無精も封印決定しました。

 また最初から、塗り。 今回は一気に仕上げるつもりで、塗りに入る。

 今度は、始めから肌の色から何まで、青系統でまとめあげます。
 そーいや、海の中ってみんな青っぽく見えるんですよね。
 青だけで肉感っつーか色っぽさが出るかなー、と、実験的に塗りながら心配し
ましたが、思ったよりうまくいったよーです。
 (客観的な判断は、見る方におまかせしますが)
 今回も、楽しく塗りました。

 あー、しかし最近のオレの絵って、物語がないなぁ。

追記:
 谷サン(あ、「穂ノ宮 翔」氏だっけ)の人魚のイラストは、サークル
「福生満月堂」の発行誌「Inner Space」Vol.4に掲載されています。
 オレの絵よりも、断然、美麗です。

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