■ 11月29日 (月)
◆ 「脇道でもない」
先月より絵をポチポチを描いていたのだが煮詰まってきたので、ちょいとばかりゲームなぞをしたくなったりした。
ふと、「 Mount & Blade 」の続編、「 Mount & Blade : Warband 」のデモ版をダウンロードしていたのを思い出したので、何気なくプレイ
── したら、どっぷりとハマってしまったのである。 不覚。
◆ 「デンジャラス」
さて、現在ハマっている「 Mount & Blade : Warband 」。
中世を思わせる架空の世界の中で、行商をしたり、兵を集めて傭兵になったり盗賊狩りをしたり盗賊になったり、気に入った国に仕官して城持ち大名になったりするゲームである。
野戦や攻城戦などの戦闘シーンは 3D アクションで、剣や槍をブンブン振り回し、バッサバッサと敵を叩き伏せる。 この戦闘がメイン。
「俺は一匹狼の傭兵じゃーい」とか「拙者は北の大地を守る騎士になるでござる」とか「国をおっ建ててやる」などと、頭の中で色々と妄想できる御仁にはたまらないゲームなのである。
前作「 Mount & Blade 」よりも騎兵の威力は落ちていて、「騎兵で蹂躙ー!!」という事はできなくなってしまったが、まあこれはこれで。
それよりも、最初のクエストがあったりして、いきなり異世界にほっぽり出される事が無くなったので、前作よりとっつき易くなったよーな気がする。
今回、デモ版を遊びこんでいたら、あっさりとキャラのレベルがデモ版の制限まで上昇。 あわてて製品版を購入。
(ちなみに、英語版を購入。 有志による日本語 MOD があるので、プレイにはそう困らないのだ。)
紙のマニュアルが欲しかったので、パッケージ版を購入したのだが、こいつが Steam 版(ダウンロード販売用)なので、ちょいと焦った。 ── マニュアルに掲載されているシリアルキーが Steam 用で、 本家サイトでダウンロードしたファイルから要求された CD-Key とは異なるのである。
仕方ないので、パッケージの Steam 版を改めてインストール。(ええいややこしい) Steam のサイトから CD-Key を取得してから、改めて本家サイト版をインストールした。
( Steam 版は、ランチャーが少々鬱陶しいのである)
さーて、 遊ぶぞ。
夢中で遊んでいると、いつの間にかマウスパッドが90度回転している。
◆ 「金の鞍には覇王さま」
前作「 Mount & Blade 」では、主に家臣プレイをしていたので、今回の「 Warband 」では「独立国プレイ」を目指してみる。
作ったキャラは、「元貴族で職人に弟子入り、後に行商をしていたが、富と権力を目指して立ち上がっちゃう」という、またもやハタ迷惑な男である。
しかしまあ、元貴族なので、お金持ちの旗持ちだ。 しかし後に商人をしていたので戦闘力は低いぞ。
まずは、北方の塩の売買で稼ぎつつ、近辺の村から新兵を集める。 この北方・ノルドの人々は腕っ節が強いので、頼りになるのだ。 歩兵だけでは不安なので、街の酒場に居た騎兵も雇っておく。
多少は隊商らしくなってきたので、商品を買って南方へ。
盗賊を蹴散らしつつ、南北のルートで行商すると、少々まとまったお金が入りつつ、兵たちも強くなってきたのである。
そんな中、愉快な連中たち(コンパニオン)を仲間にしてゆく。
「サディストの鬼教官」「北国おんな戦士」「銭ゲバ技術者」「不幸体質の女レンジャー」「くそマジメなモンゴリアン」「女たらし」…… 見事に問題ありまくりの脳筋ばかりである。 しかしお前ら、医者だの商人だのインテリを仲間にした時、追い出すのはやめるんだ。
そんなこんなで、隊商というよりも傭兵団となった我が一団。
商品を持って旅をしていても、盗賊が逃げていくという規模。
何かこう、煮えたぎるものが無い( ── 行商に飽きてきた)ところで、ある日、北のノルド王国に大きな軍勢が集結しているのを発見。
リーダーらしき人間に話しかけると、これからスワディア(大陸中央の大国)へ遠征するそーである。
「筋肉いりませんカー?」と売り込んだら、傭兵として一ヶ月契約で雇われる。 うんうん、どんどん斬り倒しちゃうからね。
あとから気付いたらこのリーダー、「元帥」だそうである。
この後、偵察やら兵糧の調達などのミッションをこなしつつ、軍勢に帯同。
さらに疲労でボロボロの中、城攻めに駆り出される。
(アイー! アイイー!)
……ぜーぜーぜー 、 元帥〜、私ら、ちょぉっと補給しに帰ります。
この後も元帥の攻撃は留まるところを知らず。
こちらがちょいと補給したり、トーナメントなどで銭を稼いでいる時に(傭兵の給金だけではやっていけないのだ)、すぐ招集の命令。 即、城攻めである。
毎度ボロボロではあるが、親しい諸侯もできたりして居心地がよくなってしまったので、傭兵の契約は延長。
最初は衰退していたノルド王国だが、元帥の猛攻で盛り返し、中央の都市スノとディリムを占領。 ついにはスワディア王国を滅亡させる。
……ぜーぜーぜー 、王様〜、拙者も頑張ったから、城1つください。
え? 家臣じゃないからだめ? ごもっとも。
快進撃で、大陸中央のスワディア王国を滅ぼしたノルド王国。
後は他国と交易をして平和に行こう、と元帥が計画しているよーである。 良い元帥ではないか。
……と、思ったら、その元帥=直属の上司が失脚。 どうやら平和になって、反・元帥派と王様から疎まれたらしい。
戦闘もないし、好漢だった元帥が失脚したので、他の国へ鞍替えである。
傭兵は家臣と違って、そんなところがお気楽。
しかし、奪って独立しようと思っていたスワディアの城と街が、あっさりとノルド王国に落とされて、兵を固められてしまった。
これは、これからの作戦を変更しなければ。
お次に雇われたのが、北方の狩人の国べージャー(ヴァエギル)。
この国は、ロングボウの射撃が恐ろしいぞ。
少し兵力に不安があった国なのだが、何といきなり絶好調のノルド王国に宣戦布告。 そして、街攻め。 王様〜、自重してください。
ノルド王国の歩兵の強さは身に沁みているのだが、肩を並べて戦っているべージャーの兵がガンガン突っ込んで行く。 仕方ないので、俺たちも行くぞ〜。
戦いすんで日が暮れて。 べージャーはノルド領ディリムの街を陥落。
我が傭兵団は、ディリムを守っていたノルドのハスカール(すごくつよい歩兵)と正面からぶつかり、ボロボロである。
何とか傭兵団を立て直そうと補給と新兵の訓練をしている間に、ディリムの街は、あっさりとノルド王国に奪還される。
この国にいると巻き添えを食らいそうなので、とっとと鞍替えをする。
お次の国は、南の山岳国ロドック(ロードック)。
この国は南のアラビア風の国、サラン朝国と戦をしているよーである。
雇われてすぐに、砂漠へ大遠征開始。
しかし、サランの兵力は騎兵を中心に、大軍を擁している。
遠征の途中、砂漠の真ん中で大会戦である。
真夜中の砂漠。 夜空には満月。
その中で重武装の西洋騎兵と円月刀を手にしたアラビア騎兵が切り結び、バイキング達が襲いかかる。 なかなか幻想的な光景。
月のー砂漠ーでー 血みどろの戦いである。
この戦いは、密集陣形を組んだバイキング(ノルド・ハスカール)と、西洋騎兵(スワディア騎士)の連携で、何とかかんとか勝利。
ロドック軍は、サランの城や街を幾つか落とす。
この後、砂漠への橋頭堡を確保したら満足したのか、休戦へ。
またもや雇い主が平和になったので、活躍の場がなくなった我が傭兵団である。
そろそろ独立して、国を一つ二つおっ建てたい。(いや二つはできないが)
旧スワディア領の城をかっさらって独立する作戦はあったが、これを統治しているノルドは大国で兵が強力である。 楯突いたら潰される。
しかも国同士が上手くバランスを保ち、牽制をしあっているので、しばらく大きな戦闘は起こりそうもなく、ドサクサに紛れて城をいただくという事もできないようである。
のほほーん と、平和になった大陸で傭兵をやめて行商をしつつ、様子をうかがっていたが、何も勃発せず。
もう成り上がり者が城を切り取るには遅いか、ここはどこかに仕官して大陸統一事業にでも手を貸すか。
そんな時、辺境の1つの城が目に入ったのである。
この後の行動が、再びこの大陸を戦乱の中へ叩き込もうとは思ってもいない傭兵……というより行商人なのであった。
続く (←おいおい)
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