− 「いつも通り」 −

◆ TOP INDEX / 日記「いつも通り」

2010年 
 8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月
2009年 
 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月
2008年 
 12月  11月  10月  9月  8月  7月  6月  5月  4月  3月  2月  1月
2007年〜1999年
 日記 INDEX へ →


■  7月30日 (金)

◆ 「夏なので」

 暑いのである。
 部屋の中で、一瞬、目の前が真っ白になったのも久しぶりである。

 さらに今月初めより、何となく絵が描けなくなっているのが口惜しい。
 それが理由という訳ではないのだが、相変わらず月末の日記更新である。


◆ 「バナーナ」

 どうもマンガ描きのノリが悪いので、
 ボードゲーム「 JUNTA ! 」の翻訳を、先日より再開したのである。
 ほぼ勢いだけで。

※ JUNTA ! (フンタ!) : 南の島の「バナナ共和国」。海外からの援助金を、大統領と閣僚たちがポッケにナイナイして、スイスの秘密口座に一番お金を貯めた人が勝利、というゲームである。 普通にやっていたら大統領が一番儲かるので、プレイヤーは買収と暗殺とクーデターを駆使したりする。 ちょっとブラックでユーモラス。

 この「 JUNTA ! 」。 実は、すでに日本語訳ルールの付いたものが、ホビージャパン社から発売されている。
 だが、私が買った時はルール訳なしの輸入版しかなかったのだから、仕方あるまい。 今さら買い直すのもシャクだ。
 どうせやるからには、日本語版カードも作ってみる。


 とりあえずは、ルールブックの翻訳をペキペキと再開である。
 以前、スキャナのおまけソフトだった「読取革命 Lite 」でルールブックを読み込み、全て英文テキストにしてあったのだ。
 まずは、翻訳ソフトで一気に翻訳してから、「日本語」に修正である。

 ところが、この「日本語」にするのが難しいのである。
 ルールの言い回しは、付け足し付け足しの文が多いので、直訳すると意味が解らなくなって頭を抱える。 時々、文章にルールとジョークが混ざっているので、さらにまた頭を抱える。

 少々苦労しながらも、何とかかんとか意味の解る文章に。
 改めて読み直すと、こんなルールだったのか、と感心である。
 (いや、まだプレイしたことがないのだ)


 並行して、カードの翻訳&日本語カード製作も開始である。

 カードをスキャナに並べて、3×3の9枚ずつ読み込ませる。
 ▼ こんな感じ


 一旦、絵の部分を消してから。「読取革命 Lite 」で文字認識 → 英文テキスト製作。 これは、思ったよりちゃんと認識してくれて、一安心。
 誤認識したところを探し、英文テキストを清書してから、翻訳である。

 しかし、カードの文字のフォントのせいか、「 e 」を「 c 」、「 l 」を「 1 」、「 rn 」を「 m 」等と誤認識して、ちょいと苦労したのだが、まあゼロから打ち込むよりは楽である。 (何せ、「 turn 」が「 tum 」に、「 the 」が「 thc 」になったりするのである。 「 once 」を「 offce 」と誤認識したときは、間違いを見逃しそうになったりした。)

 翻訳で一番苦労したのは、用語の統一である。
 ユニットの名称や Influence カードの名称などを、その場のノリで翻訳してしまう事もあったので、統一の為に何度も見返すことに。
 ぜえぜえ


 翻訳が一段落したので、カードの製作である。
 製作には、カード製作ツールなぞは買わず、「 Paint Shop Pro X 」で頑張ることにする。

 まずは、ガイドを含めたテンプレートを作る
 このカードは標準的な 64 × 89 mm 。
 こいつを3×3に並べた 192 × 267 mm のテンプレートを作ろうとしたが、「 Paint Shop Pro X 」を初め、他のグラフィックツールも、ミリメートル単位で編集する事には向いていないようである。

 3秒ほど悩んでから、同比率に近い 1500 x 2100 ピクセルでテンプレートを製作することにする。 文字認識の為にスキャンした、カードの画像データもこれくらいなのである。 ピクセル単位なら、ルーラもガイドも使いやすいのだ。
 こいつを印刷する時に、 192 × 267 mm で打ち出せばOKなのである。


 ▼ テンプレートは、こんなもの。
 文字配置のためのガイドと、カードをカットする為のトンボを、ルーラとグリッドを使って、チマチマと引いている。



 さて。 このテンプレートからカードを製作である。

 最初に、元カードの絵を貼り付ける作業
 まずは、元カード画像データを新レイヤーに挿入。
 絵の部分だけ大ざっぱに切り取り、さらに背景が透明の新しいレイヤーへ。
 ちょっと入ってしまった文字やゴミを消しゴムツールで消して、絵と白いところだけを残す。 その白い部分「だけ」をマジックワンド・ツールで選択して、消去する。
 これで、背景が透明になった絵のレイヤーが、できあがりである。
 細かい位置あわせをしてから、元カードデータのレイヤーは消去。

 お次に、翻訳した文字を入れる
 フォントの種類とサイズは、試行錯誤で決定。(主な文字は「平成明朝体」の 22px を使用したりした)
 位置はガイドに合わせつつ、絵を避けながら、勘で配置。

 これを9ページ分ちまちまと製作である。 ぜえぜえぜえ

 ▼ 最終的にはこんな感じに
 画像はよく見えないが、日本語。 よしよし。



 少しばかり自己満足に浸ってから、印刷である
 これは普通に、インクジェットプリンターにて、 KOKUYO の A4 厚紙プリンター用紙へ印刷する。
 印刷レイアウトで、作ったブツを 192 × 267 mm に設定して出力。 もちろん印刷時は、文字ガイドなどは非表示にしておく。
 だんだんと形になってきた。


 そして、カットである
 ここは秘密兵器、カール社製の「ディスクカッター」でサクサク切る。
 切る!切る!切る! ─── と、切ったのだが……。
 ディスクカッターで切るにしては紙が薄いのか、機器にガタがきてるのか、何故か、切った線が少々曲がってしまったのである。 (とほほ)
 仕方がないので、カード1枚1枚、カッターナイフと定規で形を整える。
 こうするなら、最初からカッターナイフで切っておけばよかったのである。
 自分が不器用であったことを、コロッと忘れていた。


 あとはカードスリーブに入れて、完成である。
 (今回は、 KMC 「カードバリアー」を 80 枚使用。)
 実は、カードをカッターナイフで形を整えた時、一回り小さくなってしまったのだが、逆にスリーブに入れやすくなった。
 まあ、結果オーライ。

 それっぽいカードができて、ちょっと満足。
 しかし、このカードスリーブ、どうも滑りやすいのが難である。


◆ 「ちゃんと漫画描き」

 体験版を使用していた「 ComicStudio 」
 今月に入って、しっかりと製品版を購入したのである。

 「 EX 」はお値段が少し厳しいので、「 Pro 」を選択。
 「 Pro 」に、アクションパレットと、ラスター→ベクター変換が無いのは惜しいが、まあこれは仕方あるまい。

 よーし、描くぞー。
 ── と、再インストールしたら、苦労して調整したタブレットの設定が初期化されてしまって、少し萎える。 (他の設定は保存・再設定できたのだが)
 ああ、またGペンツールの描き具合を、再調整しなければ。


◆ 「とろん」

 知ってる人は知っている映画「 TRON 」をモチーフにした、キーボードとマウスが発売されたそうである。
 い、いかん。「 TRON 」のデザイン好きなので、ちょっと欲しいぞ。

◆ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100726_383436.html




◆ TOP ページへもどる