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■ 10月17日 (火)

◆ 「一日だけ銀河皇帝さん」

 ふと思い立ち、以前より気になっていた「 Space Empires V 」のデモ版(体験版)をプレイする。
 どのよーなゲームかというと…… 銀河の一種族となり、惑星を開拓して資源を確保。 国力を上げ、宇宙船を設計・製造、他の種族(エイリアン)と外交・戦争をしつつ銀河の覇者になるという、銀河を舞台にしたターン制の戦略ゲームである。 いわゆる 4X game 。

 ちょいと目に付いた特徴といえば、銀河種族が外見や性格の違いだけでなく、居住可能な惑星が岩石型・氷型・ガス型に分かれており、必要な大気組成も酸素・メタン・水素・二酸化炭素と分かれている事であろうか。 大気組成の違う惑星にもコロニーは作れるが、ペナルティを受ける(らしい)。
 異なる種族同士「棲み分け」も可能ゆえ、外交戦略にも幅が出てきそうである。

 まだ勝手がわからないので、「 Quick Start 」にてプレイ。
 地球連邦・ムライ将軍を選択。

 まずは母星系の開拓やら、技術の研究、初期宇宙船の建造である。

 母星の開拓は、何をしていいやら判らぬし、何の施設が建っているかも判らぬ。(惑星画面左上にある惑星の絵をクリックすれば、惑星上の施設を確認できるのを知ったのは後の話) 適当に鉱物プラントなぞを建設。
 技術の研究も、何をやっていいやらさっぱり判らぬ。 役に立ちそうなミサイル技術・天文学・イオンドライブ・宇宙船装甲・氷型惑星の開拓技術などなどに、研究費を割り振る。 (後から判ったが、現在所有している技術を伸ばすようにするのが、良いらしい)

 お次に宇宙船の建造
 これが何とゆーか、ひな形になるタイプが無い。ゼロからパーツを配置して設計するのである。 適当に艦橋・生命維持装置・乗組員居住区・装甲・エンジン・センサー・兵器などを配置して、小型艦を設計。 「宇宙船タイプ」とやらも決めねばならぬらしいので、これまた適当に「攻撃船」とタイプ分け。
 ついでに、コレが無くては始まらない、「開拓船」も設計。
 うんうん、どんどん銀河を開拓しちゃうからね。

 ちなみに、宇宙船の設計は自動配置で部品を配置する事もできる。
 自動で配置させると、エンジンやら装甲を遠慮無くゴッソリと搭載する。 燃費やら何やらが心配でない事も無いが、製造期間に大した差もない故、ガンガン搭載して良いようである。 面倒くさがりの私は、一度、自動配置させてから、改良したりなぞしている。

 宇宙船がポロポロと出来はじめたので、惑星の宇宙船工場から発進である。
 マップは、1つの星系がHEXマップになっており、宇宙船はワープポイントから他星系へ移動できる。
 小型偵察機を量産しワープポイントに突入。
 未知なる海へ「えんげーじ!」である。

 初めて来た星系はマップが完成しておらず、どんな惑星があるかも判らない。センサーとエンジンをたっぷり積んで索敵範囲を拡げた船などで、探索するのである。(武器を犠牲にしてもたっぷり積まないと、探索に時間がかかってしようがないのである)

 いくつか、鉱物資源の豊富で大型の岩石型惑星を発見。開拓船を向かわせ、「鉱山コロニー」を建設する。 よくわからぬが「宇宙港」を建てると、資源を運んでくれるらしい。住民などの輸送は「輸送船」を使わねばならないようである。 (多分)

 小型偵察機、別の星系にて地球型惑星を発見。
 あー、ずっと白かったり赤茶けた惑星しか見ていなかったから、緑が美しい。
 さっそく開拓である。 比較的大きな惑星なので、宇宙港と共に、宇宙船工場も建設。宇宙船基地として働いて貰う。

 他星系を調査していると…
 おおっと、別種族に遭遇。 やっと、と言う感じでもあるが。
 あちらさんは、ガス型惑星に住み、二酸化炭素を呼吸しているフワフワした種族。 欲しい惑星で対立する事もないので、友好条約を結ぶ。

 さて、我が地球帝国の版図も拡がってきた。
 と、思った所で、いきなりフワフワ族(仮名)が怒って地球帝国と関係を絶ち、宣戦を布告してきた。
 どーして、ホワーイ? と、疑問に思って、ログを見てみる。
 ………地球帝国の報告に紛れて、フワフワ族(仮名)からの通信が入っていた。「そこのワープポイントから先に入っちゃダメよ? OK?」 ……どうやら、自動航行していた偵察機が入っちゃって、あちらからの警告も見落としていたらしい。 そりゃ私が悪い。
 (ちなみに外交は「メール」「メールに返信」のような形で行われる。 その「メール」は「帝国内の報告」と一緒に入ってくるのだが、帝国内で色々あると、メールを見落としてしまいそうになる。)

 仕方ないので、大量に製造していた戦闘艦を向かわせる。
 ………が、ワープポイントを出た所で、フワフワ族艦隊に取り囲まれ壊滅。 あぎゃーーーす!!

 このゲームの戦闘は、とにかく大量に(違うタイプの)宇宙船を造り、大規模な「艦隊 (Fleet) 」を組み、艦隊内を「部隊 (Task Force) 」で分けて作戦を立てねば勝てぬらしい。 精鋭部隊だけでは、ダメなようである。
 ええい、新式の小型空母も建造完了したぞ。
 艦隊編成して、一気に決着をつける!

 ………と、思ったが、またもや返り討ち。
 ワープポイントの出口で、挟撃されてしまったのである。
 地球帝国機動艦隊は、帝国の夢と共に宇宙の藻屑と消えたのであった。
 再起を賭けたが、体験版制限である100ターンが過ぎたので、エンドである。


 このゲーム、そこそこ面白いのだが、展開がちょいと遅い。
 開拓・宇宙船建造など内政はスピーディなのだが、いくつもある星系1つ1つがHEXマップになっており、そこをユニットが移動せねばならぬ為、探索・移動がスローになってしまうのである。
 AI の強さはまだよく判らないが、人間プレイヤーのスピーディさ(姑息さ)に付いていけないよーな気がする。
 また、ユーザーインターフェースも独特で、時折手間取る事も少々。

 体験版をプレイして感じた事なのだが、どーやらこのゲーム、まったりと「大艦隊を持つ銀河帝国」を作っていくタイプのゲームらしい。
 思えば、まだ「戦闘用宇宙基地」も作っていなかったし、「宇宙空母」も活躍できなかったので、再挑戦したいところではある。

 ・ Space Empires V
   ◆ http://www.malfador.com/Se5main.html
 ・ デモ版( 国内:4Gamer.net )
   ◆ http://www.4gamer.net/patch/demo/se5/se5.shtml


◆ 「一日・神様モドキ」

 SFと来たら、ファンタジー。
 という訳でもないが、かのファンタジー戦略ゲーム「 Dominions 2 」の続編、「 Dominions 3 : The Awakening 」に体験版が出ていたので、そいつをプレイである。

 どのよーなゲームかというと、プレイヤーはファンタジー世界を舞台に、「神」として一種族を統率。他種族とそれを崇める「神」を全部倒せば勝利という、ファンタジー世界を舞台にした、ターン制の戦略ゲームである。
 魔法を研究したり、信仰を高めたりしつつ、剣士・弓士・騎士を始め、ドルイド・妖術師・獣人などなど魔法的なユニットを編成。 ガンガンと他の領土へ侵攻するのである。 AI もなかなか(かなり)手強い。

 ちなみに前作「 Dominions 2 」は、以前に私がハマり込んだ。
  ( 宵の口 ゲーム情報参照 ◆ Dominions 2→ )
 派手なグラフィックは無く、操作性も良いとは言えなかったが、雰囲気のある、渋くて良いゲームである。 しかも珍しい、ファンタジー世界を舞台にした、ターン制の「面白い」戦略ゲーム。
 「 Dominions 3 : The Awakening 」は、その続編であるのだ。
 期待せざるを得まい。

 5月の「◆ いつも通りでも書いたが、公式ページで紹介されていて、目に付いた特徴を挙げてみる。
  • 異なる3つの時代がある
     古代魔法期 Early Magical Era (多くの新国家)・中期 Middle Era ( Dominions 2 と同じ国家)・後期 Late Era (ほとんどが魔法のない通常兵器を使用している)
     …らしいが、デモ版でプレイできるのは「古代魔法期 Early Magical Era 」のみである。

  • 国家は Ermor を含む 50 の新国家がプレイできる
     新しい顔ぶれは、ガリア人の Marverni 。 Ape Kings (ハヌマーン?)から発した、インド人とヒンズー教の Kailasa 。古代日本の Jomon (縄文?)。
     …らしいが、やはりデモ版では全て確認できず。 デモ版では Arcoscephale (古代王国)、 Marverni (森の種族)、 Agartha (地底種族)、 Kailasa (ハヌマーン?の種族)が選択できる。 「 2 」のデモ版と違い、 Ulm (鉄と錬金術の種族)でプレイできないのは残念である。
     選択は出来なかったが、古代魔法期の日本風の種族は Yomi (黄泉・鬼の種族らしい)なるものがあった。
     ちなみにデモ版のプレイは、「 2 」にもあった Arcoscephale でのプレイをオススメする。何とゆーか、古代では充分な戦力を持っているし、デモ版で選択できる種族の中では兵種が判りやすい。

  • インターフェイスとグラフィック一新
     ユーザーインターフェイスは「 Dominions 2 」と大して変わっていなかったが、いくつかプレイヤー補助のコメントが付いていたりして多少は解りやすくなった。
     グラフィックもあまり変わらないが、戦略マップ上の情報(移動を行う時の矢印・「州 Province 」にいる兵の数など)が見やすくなった。
     戦闘シーンでは相手に与えたダメージが表示されるようになり、どの部隊の攻撃が有効だったのか確認しやすくなった。

  • ランダムマップ
     作成に少々時間がかかるが、自然な「絵地図」風のマップをはじき出してくれる。 (アルゴリズムは、「 Dominions 」のフォーラムで研究していたブツかもしれない)

  • Faerun ( D&D : Forgotten Realms の世界)、中つ国(指輪物語の世界)のマップがある
     残念ながらデモ版では確認できず。

  • ゲーム開始時、貴方の神が眠っているか、目覚めているかを選択する
     プレイヤーの「神」は、ゲームスタート時に「眠っている」事ができる。もちろん眠っている間、「神」は戦闘や研究や信仰などの影響を及ぼせない。 「神」を作成する時に「目覚める」ターンを先にすると、プレイヤー種族へのボーナスポイント(ドミニオンや呪文のレベルなど、種族の設定に割り振れる)が増えるのである。 「神の目覚めを待つ種族」というシチュエーションも、燃えるモノはある。

  • Tax と Unrest を自動化して、プレイをスムーズにできる
     デモ版をプレイしていると、これはとても便利であった。
     「 Dominions 2 」では、領土となった州が増えてくると、税と治安の調整がなかなか面倒くさい。 治安を良くする為に税を下げたまま忘れたり、治安が下がった時に税率を下げるのを忘れたりと、うっかりが結構あったりする。ヘタをすると反乱が起こって、苦労して手に入れた州がオジャンである。
     例えば安全な州の Tax に「 AUTO 」をチェックしておくと、自動的に調節してくれるのである。 実に重宝する。

 今回の続編、デモ版をザッとプレイしてみた。
 色々と判りやすく改良されているが、良くも悪くもコアの部分に変更は無いようである。 いわゆる「 Dominions 2 」の強化版といったトコロであろうか。 ( Dominions 2 フォーラムで議論されていたアイデアが実現され、公表された MOD も幾つか標準になっているようである。)

 プレイ感が「 Dominions 2 」とあまり変わらないので、私が製品版を購入するかは微妙である。 (もちろん、初めてプレイする方にはオススメである)
 ……が、日本風種族を含む新種族も気になるので、怖い者見たさで製品版を買ってしまうかもしれない。 のほほ

 ・ Dominions 3: The Awakening
   ◆ http://www.shrapnelgames.com/Illwinter/Dom3/1.htm
 ・ デモ版
   ◆ http://www.shrapnelgames.com/Illwinter/Dom3/6.htm



■ 10月 3日 (火)

◆ 「続く人狼」

(前回より続き)
 さて、急遽決まった人狼審問・二次会。
 手を挙げたメンバーが少なかったので、「8人村」を建てる。
 「8人村」の内訳は、人狼が2人、占い師が1人、霊能者が1人、村人が4人、とゆー基本的な構成である。 (ちなみに一次会は15人村・狂信者あり。その内訳は、人狼3・占い師1・霊能者1・守護者1・結社員2・狂信者1、である。 普通の構成では、狼が判る狂信者ではなく、狼が判らない「狂人」が居る。)

 10人村は経験あるが、8人村は初めての挑戦。
 能力者を守る「守護者」が居らず、狂人も居ない故、慣れている今までのセオリーが通じない。
 えーと、とにかく能力者は食われないように長く潜伏して、能力を発揮。狼は能力者を引きずり出すように行動すれば良いのであろうか。

 まー、やってみれば何とかなろう。
 キャラは、怪しい黒人の旅芸人「ボブ」にて参戦。 顔が本当に怪しい。


◆ 「ボブと人狼」

 ハーイ、旅芸人のボブでッス。
 この村に人狼が出るというのデ、集会所へ押し込まれましタ。

 集会所に集まってる人たち、チョト変わってマス。
 アラレちゃん似の文学少女セシリアさん、渋くて無口なちんぴらノーマンさん、実はクマの少年リック君、怪しい交易商ベンジャミンさん、エラソーでユニークなアーノルド村長サン、お茶目な見習いメイド ネリーさん、真面目に怪しいルーサー牧師サマ。 すでにもう、みんな怪しいヨー。

1日目
 ぎゃーーーーーす!! ボクが「占い師」だッテーーー?!
 信用勝負になったラ、騙った狼に負けマス! 確信しまス!!

 気付くと、エラそなソンチョさんが、話を進めていまス。いきなりボク吊りを前提に話進めていまス。ソンナー! ヴードゥーのワラ人形作って、ソンチョさん呪殺しまス。 (マア、ソンチョさんのブラフだって判ってますケド)
 この時、頭寝ぼけていテ、狂人居るの前提で話しちゃいまシタ。 怪しまれていまーース!! でも、他にも狂人や守護者居るの前提で話してる人、いましタ。 チョト安心、カナ?

 気付いたら、訳わかんねーソンチョさんが、占い師を名乗ってマス。 エエ?! ソンチョさん、狼?! それとも、村人のブラフ?!
 慌ててボクも「ソンチョさん、偽物だヨ〜!」と名乗り出ようとしましたガ、気付いたら、そんなことする必要ないジャン。ソンチョさん狼なら、占い師を引っ張り出す手ネ。 アブネエ アブネエ

 訳わかんねーソンチョさん、「占い師やめたー」とほざいてマス。「俺は霊能者だ!」とほざいてマス。
 アー、霊能者なら納得ネ。こーゆー時の霊能者は真と確定してしまって、「まとめ役」任される事、多イ。 まとめ役、イヤだったのネー。
 結局、ソンチョさん、霊能者確定。故にまとめ役確定。 ヤーイヤーイ

 この日の占い先はルーサー牧師様に決定。
 無口なのに、ボクがファイヤーダンスをしてたら出てきたノーマンさん、怪しい思ったんだけどネ。 1日目は、ほとんど言いがかりや勘が多いから、別にイイヤ!
 それよりモ、占い先を間違えないようにセット。 ンー、狼はボクの事、どう見てるのカナ?占い師、バレてるカナ? ハハハ、こんな占い師、イネーヨ。


2日目
 占いの結果、ルーサー牧師様、人間だったネ。 よかったヨカッタ。
 狼は牧師様を人間確定させても良いらしく、誰も騙ってこなイ。 ココで牧師様に狼判定して表に出てきても、狼、メリット無い。
 ソンチョさんは、狼に「牧師を襲撃してくれー!」と頼んでイル。ハーハハハ! ソンチョさんは、きっと今日でグッバイ。ボクが狼でもそうスル。

 ボク、この日はルーサー牧師様を占い希望にした、交易商ベンジャミンさんと少女セシリアさん、怪しんダ。 でも、話すと人間に見えル。
 やっぱり昨日、潜伏狼の気配を感じた、ノーマンさんとネリーさんのバカップルが狼と感じル。 このバカップル、年中イチャイチャ、何とかシテ。
 ネタじゃないケド、ボクは、ネリーさん占い・ノーマンさん処刑を希望。

 今日からまとめ役は、人間確定の牧師様。
 牧師様の勘も含めて、占いがネリーさん。吊りがセシリアさんに決定。
 エー、セシリアさん、人間に見えるけどナー。でも、ボクの勘が外れている事もあるカラ、反対しナイ。
 でも、ヨカッター。ボクが占い・吊りにならなくテ。 ここで「ボク占い師だから、それ無しネー!」と出てきたら、今日の狼の襲撃は、ボク。 (クマのリック君は、ボク占いを希望していたけどネ! テメー。)

 念のため、占い師はまとめ役のルーサー牧師様に投票をすることに決定。
 そうすれば、万一占い師が襲撃されても、占い師が襲撃されたという事がワカラナイ事、ナイ。 ノコノコ出てきて、占い師を騙る狼を見つける事も出来ル。

 ネリーさん、占いセット完了。


3日目
 やっぱりソンチョさんが、襲撃されター! セシリアさん、サヨナラ。(涙) そして、霊能者のソンチョさん居なくなったから、死んだセシリアさんの判定は出来ナイ。
 占いの結果ハ………、エエー!? ネリーさん、人狼ネ! 一匹発見!
 占い結果と共にボク、占い師デース、と名乗り出ル。
 ハー、今まで隠れていて緊張してたのヨ? ホント。

 対抗して占い師を騙る狼はナシ。 クソー。 ネリーさんが占いになった時、完全ステルスを決め込んだネ。 今日はきっと、ボクが襲撃されるカラ、勝算あると踏んだかもシレナイ。
 とりあえず、ボクが占い師確定ネ。

 今日の吊りは、ネリーさん。カワイイ顔して、「今日の襲撃はボブ」と言ってます。コワイヨー。
 アト、もう一匹の狼は誰なんダロ?
 マア、このバカップルを墓下に叩き込めば、オーケィな気がするんだケドネ!


4日目
 この日は墓下から、コンニチハー。
 やっぱりボクが襲撃でしタ。ハーハハハ!

 シャレで占ったのは、ベンジャミンさん。やっぱり人間でしタ。これで、クマのリック君か、キンピラなノーマンさんが狼。墓下からの推理も楽しみデス。
 ソンチョさん、セシリアさん、一緒に墓下に来たネリーさんと共に、地上を観戦しまス。

 地上でハ、ノーマンさんとベンジャミンさんが、疑いあっていマス。熊リック君は、何となく様子見。 もしかして、リックマ君が狼?! まさかネー。

 まとめ役の牧師様、ベンジャミンさん処刑を決断しましタ。
 ギャーーーーー!! 議事録読んだら、ベンジャミンさん人間、判るでショー!! リックマ君かノーマンさんの二択にシテー!!
 墓下でも、みんなが盛り上がりマース!!

 牧師様、地上の皆の意見を聞いて勇気持って、決断覆しましタ。 「自由投票」でス。 これなら、負けても悔い無いネー。負けたら悔しいケド。
 サア……!!

 全ての人狼を退治した……。人間が人狼に勝利したのだ!

 ヤッター。
 ベンジャミンさんとリックマ君が、狼のノーマンさんに投票しテ、勝利しましター。 やっぱり、ネリさんとノーマンさんの2人が、狼だったカ。
 エピローグでは、飲んで騒いで乱痴気騒ギ。
 アー、楽しかっタ。
 村の皆サン、また何処かでお会いしまショー。


◆ 「ボブ語」

 と、ゆー訳で。
 「人狼審問」最後のプレイが終了したのである。 二次会だけあって、皆、いきなり妙なテンションで始まり、妙なテンションで終わったが、非常に楽しかった。

 さて、この「旅芸人ボブ」なるキャラ。顔はアフリカ系の軽業師のような容貌でアクは強い。 が、はっきり言って、プレイしていると「クセになる」。
 以前にボブでプレイした時、リアルで「〜デース」と話しそうになり、慌てた事がある。
 まあ、カタコトの言葉を使わなくても良いのであるが、あのボブの顔を見ると使いたくなる。そーゆーモノである。

 今回のプレイ中も日常会話で「ボブ語」が出そうになったが、何とかこらえた。
 が、問題は文章である。
 漢字変換に使っている ATOK の辞書が、「ボブ語」を覚えてしまった。

 このページだけならまだしも、他の書き物をしていても、「それが」が「ソレが」に、「入って来た」が「入ってキタ。」に、「〜なのです。」が「〜なのデス。」、等々、あきらかに怪しい文章に変換される。

 泣くよ俺は。
 このページを書いて、辞書がまたボブ語を思い出したようデス。


◆ 「汝が人狼じゃないかな?」

 ここで、ちょいと「汝は人狼なりや?」の解説である。
 「汝は人狼なりや?」は元々、ロシアのパーティゲームだったらしい。で、今存在するのは、それを元にしたゲームのようである。 プレイ人数は8人以上。

 村には何人か「人狼」がいて、夜な夜な村人を食らう。 普段の人狼は人間と同じ顔をしている為、誰が人狼かは判らない。 村が滅びる前に(ゲームでは人間と人狼の数が同じになる前に)、疑わしい者を処刑して行く。
 人狼は他の人狼が判っており、互いにコンタクトが取れる。 自分と仲間が処刑されないように嘘を付き、議論を誘導、人間を処刑させ生き延びてゆく。

 その者の言動が、真実か、それとも人狼の騙る嘘か。 村人は推理し、時には勘と言いがかりで、人狼を見つける。 人狼は村人を騙しつつ、手強そうな人間を1人ずつ襲撃し、生き残りを計る。(ちなみに人狼は人狼を襲撃できない。襲撃された者は人間と確定される。)
 人狼を全て処刑したら、人間の勝利。
 人間と人狼が同じ人数になってしまったら、人狼の勝利。

 よーするに、推理と疑心暗鬼と口車のゲームである。

 人間側には「能力者」と呼ばれる、特殊な能力を持つ者が存在する。
占い師(予言者)
 占った者が、人間か人狼か判る。
霊能者(霊媒師)
 前日に処刑された者が、人間か人狼か判る。
守護者(狩人)
 人狼に襲撃されそうな者を1人守る事ができる。人狼がその人間を襲撃すると失敗する。しかし、守護者は自分自身を守る事ができない。それ故に、最後まで隠れている事が多い。
結社員(共有者)
 某秘密結社の一員。 村に2人存在し、互いを人間と証明できる。
 もちろん人狼が、人間を混乱させる為に、能力者を騙る事もある。 特に、占い師や霊能者は、騙られやすい。 村人達は、どちらが真か偽か、きっちりと見極めねばならないのである。

 もう1つ、「狂人」と呼ばれる者も存在する。
狂人(狂信者)
 人狼の勝利の為に動く人間。人狼が勝利したら狂人も勝利する。
 狂人はこのゲームのトリックスターである。 占い師に占われても「人間」としか出ないが、人狼の為に騙り、議論を混乱させる。大抵は能力者を騙る。 しかし、狂人にも誰が人狼か判らない。人狼にも狂人が誰か判らない。 この更なる混乱が、推理を一筋縄ではいかないものにしているよーである。
 また、ゲームのバリエーションによっては、誰が人狼か判る狂人が居たり、人狼とコンタクトしてチームプレイできる狂人が居たりする。(これは強力すぎて、「トリックスター」の部分が無くなってしまうのであるが)

 人狼・能力者の数・種類は、プレイヤーの人数によって変更する。(15人の場合:全能力者が存在・狂人あり・人狼は3人)

・ テーブルゲームの場合:

 GM(ゲームマスター)が1人、必要となる。
 人狼や能力者はカードで決められる。 「夜」になると全プレイヤーは目を伏せる。 GMの指示により「人狼」は目を開け仲間を確認。襲撃する者を仲間同士アイコンタクトなどで決め、GMに手振りで告げる。 GMはその者が処刑された事を告げ、ゲームから外す。
 「昼」の間に作戦や処刑の議論し、1人を処刑する。処刑されたプレイヤーはゲームから外れる。
 人狼を全て処刑したら、人間の勝利。
 人間と人狼が同じ人数になってしまったら、人狼の勝利。 である。

 「能力者」の結果も、「夜」のうちにGMから能力者に伝えられる。
 例えば「占い師(予言者)」。 GMの指示により「占い師」が目を開け、占いたい者を指さす。GMはその者が人間か人狼か、ジェスチャーで占い師に伝える。

 日本でも販売されているものは、「タブラの狼 ( Lupus In Tabula ) 」 「ミラー谷の人狼 ( The Werewolves of Millers Hollow ) 」で、詳しいルールと、役割用カードが入っている。

・ オンラインゲームの場合:

 掲示板 BBS 方式が、標準のようである。チャット等でも行われている。
 「村」が建てられてプレイヤーが募集されると、プレイヤー達が三々五々集まってくる。人数が揃うとプレイ開始。 GMの行う、役割の配分、能力者の特殊能力、襲撃の成功・失敗は、自動的に処理される。

 掲示板方式では、現実の1日がゲーム内の1日である事が多く、会話も掲示板である故、あまり時間に縛られずにプレイできる。(………と言うのは、真っ赤な嘘。 1日中、あーだこーだと考えている為、勝負が決まるまで1日中縛られていると言っても良い。)
 また、人狼同士は、人間には見えない会話をする事ができる。(「狼の囁き」と呼ばれる) この会話で、人狼たちは人間に知られず、作戦を立てる事ができる。

 ちなみに「人狼 BBS 」の秀逸な所は、「人狼」「能力者」という役割以外に、「登場人物」の役割を割り振った事である。 「村長」「神父」「木こり」「旅人」「行商人」等々…。プレイには関係ないが、その役割を演じる事で「話のとっかかり」を見つける事ができる。 このロールプレイで笑いや涙を呼んだりする事も、多々ある。

 ・ 「人狼 BBS 」 ※元祖
   ◆ C国 (人狼と狂人がささやける)
   ◆ F国 (旧来通りの仕様)
 ・ 「人狼 BBS まとめサイト」
   ◆ http://wolfbbs.jp/?FrontPage
 ・ 「人狼審問」 (閉鎖)
   ◆ http://www.juna.net/game/wolf/

 この「人狼」であるが、推理・陰謀系のゲーム故、人によって好き嫌いが分かれる。 ちなみに私は、好きである。(……が、「うっかり」が多く騙されやすい為、自陣営に迷惑をかける事が多い。 すみませんすみません) 私はオンライン版( BBS 版)しかプレイした事がない。が、この緊張感と最後の開放感は、クセになるのである。
 興味のある方は、一度挑戦していただきたい。

 挑戦する方は、身体お大事に。 いや、本当に。




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