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■ 9月30日 (土) ◆ 「人狼が多すぎる」 ただいま。 半月以上に渡る人狼退治から帰ってきたのである。 このサイトと、課金したばかりの「 D&D Online 」を、放っておいて。 先月、参戦した内輪の村。 人狼が3人とも生きのこって、人狼のほぼパーフェクト勝利。 これで内輪の村では2連続人狼勝利である。 この村側の頭を抱える結果、「1匹でも人狼吊ったるわ」とゆー比較的後ろ向きな理由もあって、さらなる対戦が決定されたのである。(どどーん) いや実は、とある愉快な御方を中心として、「◆ 人狼審問」さんの閉鎖前にネタ村で遊び倒そう、という理由が一番なのであるが。 私は、もちろん参加。 私が人狼になったら3連続人狼勝利を狙わせていただく。……と思ったが、私が人狼になったら、村に勝利をプレゼントとゆー確率は、高い。 まあ、どちらで良い。 とにかく、「これが最後の『人狼審問』」と意気込んで、参戦である。 時間の合わない方や忙しい方も居られるので、1日は48時間設定。 議事録の長さはハンパでなくなるので、戦いはヘビーである。 さて。 ◆ 「木こりと狼」 俺は木こりのダニエル。 この村に人狼が出たとか自警団長が戯言を抜かすものだから、山から下りて集会所へ向かった。……が、集会所がいつの間にか「居酒屋に改造」されてやがる。 飲んで騒いで人狼退治たぁ、面白いじゃーないか。うはははは 中では「気狂いお茶会」が始まっている。 人間ポンプのごときシスターは猫を飲み込み、顔のエロい酒場の主人は女を口説き、妙な吟遊詩人は妙な歌をうなりたて、ヘンな学生は人形と喋り、お尋ね者は人に尋ねまくって……もう書ききれない。 俺は真面目な木こりだから、そこそこ飲んで食って、プロレス技かけまくった。酔っぱらっていたから、よく覚えていない。 1日目 初日は、ぬるい緊張感から始まった。どーやら俺は「村人」らしい。 よし、人狼吊っちゃうぞ。 酒を飲みつつ。 まずは、怪しい奴をロックオン。 でもみんな怪しい。そして、きっと俺も怪しく見えている。 仕方ねーから、能力者が名乗り出る方法の提案やら、真面目な事を言ってみる。 俺、村人だから。 雰囲気的に、酒場の主人が怪しい。狼退治の提案をしてくれているみてーだが動きが怪しい。顔もエロくて怪しい。 とにかくマークだ。 後は、人間ポンプなシスター。やる事は怪しいが言う事はしごくマトモで説得力だある。 何となく考え方も近い気がするので、狼だったら俺はコロッと騙されちまうだろう。 何となくマーク。 そんな時、墓守の男が「結社員」と名乗り出る。 結社員はこの村に2人いて、互いに人間と証明しあえる。故に名乗り出た結社員は、人間確定だ。 人狼に議論を滅茶苦茶にされたくねーから、このユニークな墓守の男に村のまとめ役を任せる。 でも、コイツが村一番怪しく見えるんだがなー。 もう1人の結社員は潜伏。 で、まとめ役の墓守、1日目に能力者フルオープン(潜伏している占い師・霊能者を名乗り出させる)を決定。 まー、潜伏していると能力者自身の負担は大きいし、フルオープンなら考える方も面倒は少ない。 占い師(人狼を見つけ出す事ができる力を持つ)が襲撃されるのは怖いが、ここは守護者(人狼が襲撃した相手を守る事が出来る)に頑張ってもらおう。 案の定と言うべきか、名乗り出た占い師が2人、霊能者も2人。 吟遊詩人が占い師と名乗り出。 真っ先にマークした、エロい酒場の主人が占い師に、人間ポンプなシスターが霊能者と名乗り出た。 遅れて、無口な鍛冶屋も霊能者として名乗り出る。 要するに偽物が占い師・霊能者に1人ずつ。 この「4人の能力者」の中に、確実に狼が居る。もちろん、人間のくせに狼に加担する「狂信者」も居るだろう。 この「狂信者」は厄介だ。占っても「人間」としか出ない。それでいて、狼の手助けをして村人を惑わせる。そして、誰が狼か知っている。 唯一の弱点は、人狼から狂信者が判らない事だ。 あのエロ怪しい酒場の主人が狂信者じゃねーのか。 だが、色々と悩んで狼を探している普通の人間にも見える。真の占い師に見えない事もない。それとも狼にメッセージを送っている狂信者か。 そして、あのシスターは狼? とにかく、わからん。 最初の占い先は墓守が皆の意見をまとめて、心優しいお尋ね者に決定。 俺には人間に見えるのだが、怪しんでいる奴は怪しんでいるみたいだ。 2日目 お尋ね者が、両占い師から人間と判定された。 どちらか判らない偽物も、人間判定。 このお尋ね者が、潜伏している結社員ではないかと警戒したのであろう。 ……って、墓守。 このお尋ね者が「結社員の片割れ」と公表。 お尋ね者もそれを認める。 いきなり、人狼側に罠を仕掛けたと抜かす。(偽占い師が狼判定を出したら、即判る「結社トラップ」だ) しかし、それが本当でもここでそれを公表するメリットは、無い。人狼にはまだ結社員が潜伏している、と思わせた方が良い。 これは多分、結社員のブラフ。 しかし、このお尋ね者もノリが良い、すぐに結社員と認めた。本物だったら、泣くぞ。 そろそろ村人たちは、疑いあっている。いや、しかしこの中に狼が居る。 今日から1人ずつ、村の者を吊って行かなくてはいけない。 段々と精神的な余裕は無くなる。 かなーり、ガチ入って来た。 俺はまず、両占い師、どちらが本物か?という疑問を解く為、すんごく怪しい酒場の主人と話す。(しかし、これは後に俺が怪しまれる種となる) 結果、まだ怪しいけど、多分真の占い師じゃねーのか、と勘がささやき始める。が、もう1人の占い師の吟遊詩人には、怪しい所が見つからない。 悩む。 この日の占い先は、真面目なお侍。人への疑い方が頑固一徹、人間なのか、意見をぶらせたくない狼なのか。 俺も疑っている。 吊りは、「逃亡者」と呼ばれる競馬好きの女性。 皆から人間だろーと思われてる酒場の看板娘との会話の内容が怪しい、という理由で数名から怪しまれていた。 俺には人間に見えるのだが、人間と確信できるところも少ないので了解。 3日目 事態が動いた。 狼の襲撃は結社員(?)の、お尋ね者。 酒場の主人は、お侍を人間判定。 吟遊詩人は、お侍を人狼判定。 吊られた女性の霊能者の判定は、両人とも「人間」。 よーするに、俺たちは人間を吊っちまった訳だ。 くそったれめ! さて。 ここで改めて、お侍=狼として話した内容を読み返すと、「?」と思う所がある。俺の疑いが正しかったか!と、思えない。 どーも、酒場の看板娘も同じ意見らしい。(いや、この娘がお侍の仲間の狼で、お侍=人間と印象付けているのか?) 酒場の主人の「人間くささ(迷い方・疑い方)」も相まって、本物の占い師に見えてくる。 しかし、この「人間くささ」が狼の演技だとしたら、えらいこっちゃ、だが。 俺は1つの事に気付く。 1日目、吟遊詩人・俺・酒場の主人の順番で3人とも、占って欲しい相手をシスターとしている。 で、その詩人・主人・シスターが能力者として名乗り出たのは偶然だろうか。 例えば、酒場の主人が狂信者で、狼シスターに占い希望の票を重ね、「狼が人間をスケープゴートにしてる」と見せかけて逆にシスターが占われる事を避けたのではないか。 思い切って、皆に疑問をぶつけてみると、この推理に矛盾が出てくる。 トドメに、疑いあっていた酒場の主人とシスター両人から、「この日の占い先は多数決と決定されていた。もし偽物なら危険で出来ない。」と指摘を受ける。 はっはっはっ。 ………「多数決」は見逃していた。 推理はオジャン。 俺はこの「うっかり」で疑われるだろう。一体何してるんだ、俺は。 しかし、疑っていた酒場の主人とシスター、両人が真能力者じゃねーか?と思い始めた。 でも、俺の勘、アテにならないんだよな。うーむ。 (後から議事録を読むと、このうっかりで人間と思われたようだ。 あんまり嬉しくねえぞ!) この日の会議は、てんやわんや。 皆、余裕が無い。俺も含めて。 最終的にまとめ役の墓守は、人形と話している怪しげな学生を占う事に決定する。 確かに、会話の内容は人間とも狼とも思える。怪しんでいる者も多い。 処刑は、リアルでゲーム続行が不可能になった隠者の老人。 これは狼側が可哀相だな。 4日目 またまた場が動く。 守護者の働きで、狼は襲撃に失敗! (グッジョブだ! だが、誰が誰を守っていたんだ?) 酒場の主人は、学生を人狼判定。 吟遊詩人は、学生を人間判定。 もうここは、酒場の主人と吟遊詩人、お侍と学生の信用勝負だ。 酒場の主人 ─ お侍 / 吟遊詩人 ─ 学生 、今までの会話を振り返りつつこのラインを見ると、どーしても、酒場主人と侍を村側と信じたくなる。 村の処刑希望は、お侍と学生で割れるかと思ったが、あっさりと学生に決まる。 占いの希望は、割れる。 まとめ役の墓守の決定により、占いは目立たなかった美術商、処刑は学生。 5日目 またまたまた場が動く。 賑やかな村だな。 狼の襲撃は「占い師」の吟遊詩人。 襲撃されたと言う事は人間。(狼は狼を襲撃できない) 偽物ならば狂信者。 そして、酒場の主人は、美術商を人狼判定。 霊能者が死んだ学生を判定する。シスターは人狼判定。鍛冶屋は人間判定。 連続で狼ヒットか?! 出来すぎだ! 完全にラインが出来上がった。 酒場の主人 ─ シスター ─ お侍 吟遊詩人(死亡) ─ 鍛冶屋 ─ 学生(死亡) ─美術商 で、どちらを信用するかというと、酒場の主人 ─ シスター ─ お侍。 ……こいつが狼の策略だったら、大したものだ。 酒場の主人が既に占いで狼を2匹見つけ、残る偽能力者は鍛冶屋。 故に、残りの1匹は、鍛冶屋。 しかし、あまりに出来すぎで、酒場の主人 ─ シスターのラインが真であると、なかなか決め打ちできない。 とは言え、酒場の主人とシスター両方が狼側だと、話のつじつまが合わない所が沢山出てくる。酒場の主人とシスター、両人の話を聞くと、多分、真。 狂信者=吟遊詩人の襲撃は、真占い師の信用を落とす為、と推理。 結局、この日の処刑は、決め打ちで偽霊能者と見なした鍛冶屋。 6日目 ほぼ、エピローグ前のムードだ。 これが全て逆の目だったら、大笑い。 3連続で3狼生存を許す事になっちまう。 この日、さらに守護者が狼の襲撃を防ぐ。 グッジョブ!! 襲撃を防いだ守護者が名乗り出る。 皆から人間と思われていた酒場の看板娘。びっくりだ。 前回の守護は、真占い師と決め打ちした酒場の主人を守り、今回はまとめ役の墓守を守っていたそうだ。 お見事。 実は、この村のローカルルールでは、「まとめ役の襲撃を防いだ守護者は、名乗り出なくてはならない」(笑)。 普通は、こんな所で名乗り出る事は無い。 さらにさらに、まとめ役の墓守が、結社員の片割れがまだ生存している事を告げる。やっぱり結社員ブラフだったか。 まったく。 結局、美術商の反論も空しく、美術商が処刑される事となった。 そして…。 全ての人狼を退治した……。人間が人狼に勝利したのだ! やったぜぃ! …だが、疲れた。 プロローグを含めれば13日間に渡った戦いだった。 何だか俺は、ドタバタしているだけで勝利に貢献していなかった。……いや、だから村が勝利したのかもしれん。 ちなみに、最後まで潜伏していた結社員は、俺がずっと怪しんでいた冒険家だった。 あー、あの怪しさは、潜伏の怪しさだったのか。納得した。 今回は「全能力者生存」という、勝利だ。 まったく、3狼生存の次が全能力者生存か、極端な村だね。 長い緊張から解き放たれた村の皆が狼と共に「大宴会」。 愉快な村だった。心残りと言えば、あまり「ネタ」に走れなかった事だ。 村の時間も終わりに近付いた。 しかし、ここでまとめ役より即「2次会開催」の決定が下される。 ……って、おい!! え、俺? 参加だー!! ヘイ、カマーン!! (続く) ←おいおい |