− 「いつも通り」 −

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■  5月25日 (木)

◆ 「統治者たち・ふたたび」

 ファンタジー世界を舞台にした戦略ゲーム◆ Dominions 2 」の続編
 「 Dominions 3 : The Awakening 」が出る模様である。
 1500 種類のユニット、 50 種類の国家、 600 の呪文、300 のマジックアイテム、3つの時代、とパワーアップしているそうであるが、その詳細は不明。

 目に付いた部分を、意訳してみた。
  • 最高21プレイヤー(人間とAIを含む)が同時に参戦できる、ターン制ファンタジー4Xゲーム
    (※ 4X game = eXplore:探索 eXpand:発展 eXploit:開発 eXterminate:撲滅 と、4つの「X」を行うタイプの戦略ゲーム)
  • 異なる3つの時代、古代魔法期 Early Magical Era ・中期 Middle Era ・後期 Late Era がある :古代魔法期は多くの新国家。中期は Dominions 2 の国家。後期は、ほとんど魔法のない通常兵器の戦闘に重点を置いている。
  • 国家は Ermor を含む50の新国家がプレイできる。 新しい顔ぶれは、ガリア人の Marverni 。 Ape Kings (ハヌマーン?)から発した、インド人とヒンズー教の Kailasa 。古代日本から出でた大名(王?)の Jomon (縄文?)。

  • インターフェイスとグラフィックを一新
  • ランダムマップ
  • プレイヤーは「神」のデザインが可能
  • 民族の特殊呪文と召還は、ゲーム中で発見される
  • AI はさらに挑戦的になった
  • さらに強力な MOD の可能性
  • 自分に合った民族を作成または改造できる
  • Faerun ( D&D : Forgotten Realms の世界)、中つ国(指輪物語の世界)のマップがある
  • ゲーム開始時、貴方の神が眠っているか、目覚めているかを選択する
  • Tax と Unrest を自動化して、プレイをスムーズにできる
 ガリア人や東洋の国家が登場していたり、国家や神をデザインできるというのは面白そうではあるが、プレイして面白いかどーかはデモ版待ちであろう。
 ゲーム画面を見た限りでは、プレイしやすくなっているようである。
 「 AI がさらに挑戦的」とゆー事だが、も少しマッタリと魔法王国を作れぬかと思ったりしている。

・ 「 Dominions 3 : The Awakening 」
  ◆ http://www.shrapnelgames.com/Illwinter/Dom3/1.htm

※ ツッコミ
 ◆ http://www.shrapnelgames.com/Illwinter/Dom3/Images/com_zoom.jpg
 右上の「 Obake Boy 」って……なんだ〜っ!?(笑)
 別の意味で実に完成が楽しみである。


◆ 「ラテンのリズムで」

 先日、 Amazon より広告メールが届く。
  『南米チリ発、Y.M.O.のカバー・アルバム史上最高傑作!』
 最初は「うさんくせーカバーの類」と思ったのだが、試聴してみるとこれがなかなかノリにノっていて良い。
 しっかりと、YMOである。
 即、ゲットしてしもうた。 現在、作業中のBGMになっている。

 このラテン風アレンジ、有名な「 Rydeen 」「東風 ( Tong Poo ) 」や、ファーストアルバムの名曲「 Si-Moon 」「 Fire Cracker 」は想像通り、似合いすぎるくらいに似合っている。(「 Rydeen 」のアレンジが、途中YMO散会コンサート風になったりして、ちょとニヤリ。)

 しかし、あのダークな「音楽の計画」「 Pure Jam 」「マッドメン」までもが、ラテンに合うとは思わなんだ。 凄い選曲である。
 ボーカルのブリトーさんも、どことなくユキヒロさんの声質に似ていて、歌っていてもこれまた違和感なし。
 ちなみに、元YMOのお三方もゲスト出演している。
 「 Limbo 」では、ユキヒロさんもノリノリ。

 いやー、いいもの聴かせてもらった。
 最高のカバーです。

・ 「プレイズYMO」/セニョール・ココナッツ (※ 試聴可)
 ◆ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000EZ899A/



■  5月21日 (日)

◆ 「底」

 サイト更新が停滞していたのである。
 ネタ切れという訳でもないのであるが、書いてもいないのに何ぞ書いた気でいたらしい。
 「隔月刊」になる前に、何事も無かったよーに再開である。


◆ 「宇宙・それは最後の占領地」

 先月より、 SF 戦略ゲーム「 Galactic Civilizations II 」にハマり込んでいるのである。

 このゲーム、ターン制の CIVILIZATION 系ゲームである。
 銀河の星々に植民し、技術を開発しつつ、異星人と取引したりタイマンはったりして、銀河の覇者になるというゲームである。 一部では『 Master of Orion 』の後継者とも言われていたりするらしいが、続編というワケでは無い。
  AI (コンピュータ側プレイヤー)は意外と容赦無い。 油断をすれば簡単なレベルでも負けるのである。
 敵 AI は、その種族にもよるが「勝てる」と見ると遠慮無く戦いを挑んでくる。 外交でも技術開発でも、この手強い相手を向こうに回して丁々発止と戦う、アクティブでなかなか気持ちの良いゲームである。

 このゲームの1つのミソは、宇宙船かもしれない。
 技術を開発して新兵器を作り、戦闘で「相手に勝てる」「攻められても守りきれる」宇宙船を、頭をひねって独自に設計する事が勝利への道のようである。(敵 AI もこちらに合わせて宇宙船を設計してくる) 最初から用意されている宇宙船を大量生産しているだけでは、エクセルシオ級でロミュランのウォーバードに突っ込むくらいの損失であろう。(意味不明)

 艦隊戦は「 Master of Orion II 」のごとく帆船の艦隊戦に近いもの(ちなみに戦闘は MoO と違って自動である)であるが、「乗っ取り用ポッド」「シールド破壊」など変わった兵器が無い故、技術→装備→宇宙船の関連がシンプルである。
 上手くまとまっているおかげか、 AI 側も次々と新型の「相手の宇宙船を倒せる宇宙船」を作ってくる。
 シールドを破られて主力船が撃破されれば頭を抱え、装備が自分の作戦にはまって相手主力艦隊を倒せば 「うっしゃ!」とガッツポーズ決めるくらい嬉しかったりする。 戦闘は自動であるが、スタートレックの艦隊戦を思わせる 3D の戦闘シーンは、手に汗握るのである。

 このゲームの難といえば、隣の星系まで「ユニットを進めて」簡単に行けちゃって、何パーセクもあるような「距離感」が無かったり、プレイ序盤は異星人同士の「イス取りゲーム」的な惑星移民合戦になっちゃったりと、演出次第では何とかなりそーな所が、良くも悪くも「ゲーム的」である所くらいである。
 (システムは「 Master of Orion 2 」も同じであるが、こちらは演出が上手かったと思うのである。 星系同士がラインで繋がっていて、ハイパードライブに入った船には命令が出せなかったりするのである。)
 まー、そんな事もプレイを始めると、すぐ忘れる。

 とにかく、 CIVILIZAION 系ゲームの好きな御仁にはオススメである。

 ただし、くれぐれも健康に注意していただきたい。
 CD-ROM 無しで起動できるので、気軽にプレイを開始してドップリとハマるという、非常にデンジャラスなパターンに陥るのだ。
 えーとえーと、そんな訳で、 お大事に。

・ Galactic Civilization II
 ◆ http://www.galciv2.com/


◆ 「宇宙の海は俺の海のような気がする」

 さて、この「 Galactic Civilizations 2 」
 初級者レベルで2〜3度プレイしてボコボコに負けつつ、何となくコツをつかむ。 ちょいとアクティブにプレイしたら、地球人で外交勝利。
 圧倒的に勝利できるよーになったので、やっとこさ普通レベルに挑戦である。

 種族はやはり「地球人」を選択。 地球人 ── テラン連合の特徴は、外交と経済。戦闘もそう弱くは無い。
 目指せ「地球帝国」! である。

 スタートすると漆黒の闇の中、太陽系がポッカリ浮かんでいる。美しく青い星が我らが地球。 持ち船は、 USS エンタープライズ号のごとき「旗艦」と、移民を乗せた「移民船」だけである。
 この旗艦はエンタープライズ号と違って、フェイザーだの光子魚雷は積んでいないので心許ないが、未知の領域へ出航である。 いい星見つけろよー。
 いきなり火星に植民しても良いのだが、火星の惑星レベルは低いので人口が増えず、生産力が低いので今一つ美味しくない。
 バクチで、旗艦が地球型惑星を見つける方に賭けるのである。
 よって、移民船は待機。

 さて、地球の開発は、とりあえず工場を2〜3個建設。 場所はあまり関係が無いのだが、何となくこだわりで、アメリカ中部付近に建ててみる。行け、宇宙のデトロイト。
 宇宙船はもう一隻の移民船を建造。 (ここも「 Master of Orion 2 」と違う所である。惑星上で、施設と宇宙船は別々に建造できる。 これで結構、スピーディなゲームになる。)

 技術の研究は、研究所を建てる為の「研究センター技術」を選択。
 怒濤のような技術研究を目指すのである。

 エンタープライズ……もとい、地球連合旗艦は宇宙に漂う物体(アノマリー)を調査・採集しつつ、隣の恒星系へ。
 1つめは、ガス型惑星しかない星系。 2つめは………ビンゴ。 地球型惑星が2つある星系を発見。
 ウキウキ気分で2つの移民船を向かわせる。

 そんな折、地球連合旗艦は他種族と「最初の接触」。
 「銀河の傭兵」と呼ばれる「コルクス」。 好戦的ではあるが利にさといので、外交&商売の上手い地球人としては、何とかしようがある。
 お次の接触は「ドレンギン帝国」。こやつらは、なるべく近くにいて欲しくない種族である。 好戦的で戦争が上手い、しかも理不尽。
 愉快な連中に挟まれて、「地球帝国」の前途は危ういかもしれない。

 その向こうには地球人とよく似た謎の種族「アルタリアン共和国」が。
 ハリソン・フォード似の首長(共和国だから大統領か)と、技術の交換をする。 実はこの種族、地力があって怖い。

 ある日、新星系の開発と技術の研究にかまけていると、火星にコルクス人が入植している。  しまっつ、油断していた。
 仕返し〜、とばかりに DS9 ばりの宇宙基地( Civ3 のごとく文化を発信して影響力を高め、国境線を拡げるのである)をコルクス領付近に建設。 じわじわと、国境線を浸食してゆく。 それそれ、火星も地球連合に寝返るぞ。

 地球連合の意を察したか、コルクスがいきなり宣戦布告。
 地球連合は、既に惑星へ兵を降下して侵略できる「惑星侵攻」技術を開発していたので、渡りに船である。 コルクス領を削れる。
 主力艦は、レーザー砲を2台搭載したレーザー・ボート。 ボートとはいえ、そこらの護衛艦よりはよほど強いのだ。  レーザー兵器を集中して研究した甲斐があったとゆーものである。「インペリウム」の時代から地球軍はレーザー兵器と決まっておる。(謎)
 このゲーム、兵器はビーム系・ミサイル系・マスドライバ系に分かれている。平均して研究するよりも、どれかに特化していた方が強い船を造りやすい。

 さて、艦隊戦は楽勝だったのだが、コルクスの植民した星系は巨大な地球型惑星だったので、人口・生産力・経済力も高く、地上軍もワンサカ。 さらにコルクス人は戦にも強いときている。
 輸送船で運んだ降下兵はことごとく粉砕される。
 こちらの体勢を立て直しつつ、コルクスに対し通商破壊を行う。

 地球対コルクスの戦闘が長引くのを見て、アルタリアン共和国がドレンギン帝国と人工生命ヨー共同体へ電撃戦を仕掛けてきた。
 ドレンギン帝国、地球連合に助けを求める。 アルタリアン共和国が大きくなるのを防ぐ為、何隻かのレーザーボートと資金を渡す。
 援助もむなしく、ドレンギンとヨーはアルタリアン共和国に飲み込まれる。
 アルタリアン共和国、銀河の半分近くを占める大勢力に発展。

 我が地球連合は、輸送船の船体に歩兵モジュールを3つ搭載しただけの、輸送船モドキ「太巻き1号」を開発。量産する。
 そして大人数の兵を一気に惑星へ降下。 コルクス領は次々に陥落。 勢いで本星も落とし、地球連合はコルクス領を吸収。
 コルクス、最後に「我が種族がそれ程憎いのか〜!」と曰う。 いや、キミが仕掛けてきたのだが。

 銀河は、アルタリアン共和国・地球連合、そして穏健な爬虫類種族ドラスの3種族が鼎立。
 しかし、アルタリアンの技術力・軍事力は他2種族とはケタ違いである。地球連合の強い影響力・経済力だけでは、逆転は難しいやもしれぬ。

 続く (おいおい)


◆ 「出るかホームラン」

 もうゲームは3点差で9回裏ツーアウト、といったカンジであるが、負けずに逆転を目指す。

 我が地球連合は、基地で文化を広めつつ、エスピオナージに豊富な資金を投入。アルタリアンの技術と情報を次々に盗み出す事に成功。
 ドラス人とは同盟を締結。

 盗み出した新技術で、巡洋艦から戦艦クラスまで、艦隊を設計&建造。
 戦艦にはとにかく固いシールドと威力バツグンの光子魚雷を搭載。 巡洋艦はレーザー型とミサイル型、2種類作る。

 そんな折、アルタリアン共和国内部で革命が発生。
 親・地球派だった前大統領は放逐される。
 新大統領は(顔が同じだが)反地球派らしく、いきなり宣戦布告。

 地球連合の戦艦と巡洋艦は、1隻、また1隻と沈んで行く。 数は揃っているが、性能が違いすぎるのである。
 何とか粘っているものの、このままでは地球連合は飲み込まれてしまう。 一時的に膝を屈するしかないよーである。
 向こうも厭戦気分が出てきたらしく、幾つかの惑星開発技術と豊富な資金を渡すと、停戦に合意した。

 アルタリアンと一当たりしてみて、我が艦隊の弱点は解った。
 さっそく改造である。

 戦艦には全タイプのシールドを搭載。粒子砲と補助兵器として光子魚雷を搭載。 巡洋艦は戦艦を援護する攻撃重視タイプに。シールドはそこそこに、粒子砲をゴテゴテと詰め込む。
 これならば、そうは負けぬ………と思う。

 旧型艦を次々とアップグレードしていたら、アルタリアンが鶏冠に来たらしい。 またもや、宣戦布告される。
 地球連合唯一の武器、潤沢な資金も、アップグレードでスッカラカン。
 タイマンをはるしか無い。

 地球連合・新艦隊は結構強いようだ。
 前大戦で苦戦したアルタリアンの船を次々と沈めている。
 よーし、この勢いでアルタリアン領を削り、講和に持ち込んで外交勝利だー。

 ……と、張り切っていたのだが、アルタリアンの主力艦隊が前線に到着。
 しかもアルタリアン主力艦隊には、「先史文明」の遺産である巡洋艦が。
 前線の新型艦が溜め池のブリキ缶のよーに沈んで行く。 しまいにゃ旧型の防衛用艦隊まで投入せにゃならぬハメに。
 先史文明の巡洋艦には引っ掻き傷さえつけられない。

 このままでは地球人が滅んでしまう。
 最後の新型戦艦で艦隊を組み、防御の薄い星系へ突進。降下兵を送り込み、一気に攻略。
 この星系を取引に使って、停戦に成功。(とほほ)

 落ち着いて地球連合領の星系を見渡すと、経済も軍事もボロボロ。 技術研究も相当な差が付き、アルタリアン艦隊は健在。 逆転は難しそーである。
 そんな訳で、アルタリアンの旦那についていきますので。(へこへこ)

 敗北である。 くっそー。


◆ 「第Xラウンド」

 次のプレイでは、やはり地球連合で、トーリアン連邦・アルケアン帝国を早期に吸収して大帝国を築く。
 地球がまるでクリンゴン帝国。

 このまま一気に勝ちに持っていっても良いのだが、ちょいと「テラー・スター ( Terror Star ) 」級要塞を作って「てーいこくぐん とーてもーつよいー♪」とやってみたい気がしないでもない。
 しかし、対抗しているのがアルタリアン共和国と、研究スピードの速いイコニアン自治領である故、プレイを続けると逆転される可能性も無いではない。

 ちょと悩みどころではある。


◆ 「ほんにゃく」

 掲示板◆ MoonGatesDoor BBS をご覧の方はご存じかもしれないが、先月より、有志による「 Galactic Civilization II 」日本語訳のお手伝いをしている。
 かなりの部分、日本語に訳されているので、プレイは相当楽になったと思うのである。 ありがたやありがたや。

 えーと、私のやった所は、ランダムイベント(の8割)と外交会話の一部(3分の1ほど)である。 現在、その他の部分を翻訳中。
 何とゆーか、外交会話のフランクな会話口調や、褒めてるのか貶しているのか解らぬ比喩を交えた「皮肉」の部分は、ちょいと頭を抱えた。
 外交で、ぞんざいで失礼な口調の部分があったら、多分それは私の訳であるかもしれない。

 レビューと日本語データのある zanon さんのサイトはコチラ。
・ Galactic Civilization II JP サイト
 ◆ http://www2.tbb.t-com.ne.jp/syouyuu/GGD2/GGDS.htm




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